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全日本卓球2026

大学3年で東京富士大から芦屋大へ編入。努力を続けた伊東みらいの奮闘と用具のこだわり

⚫︎女子シングルス1回戦
坂崎愛華(愛知工業大) 8、-8、7、8 伊東みらい(芦屋大)

自身の両親が経営する福島県の「いわき卓球センター」で3歳の頃からプレーを始め、地元の磐城第一高から東京富士大に進んだ伊東みらい。2024年3月に東京富士大の卓球部が活動停止となったあと、3年生から兵庫県の芦屋大へ編入した。大学には専門的な指導者がおらず、選手間の自主練習などで実力を伸ばしてきたという伊東。今大会のベンチには、東京富士大時代の恩師・西村卓二氏が入った。

伊東のベンチに入ったのは、名門・東京富士大(旧富士短期大時代含む)の卓球部監督を50年務めた西村卓二氏(奥)。全日本監督としても活躍した名伯楽だ

「福島県予選を通過した時、西村監督に報告したら、全日本を見に行くと言われていたので、『大学 4 年生最後の全日本で少しでも監督に恩返しができたらいいかな』と思ってベンチコーチをお願いしたところ、快く引き受けてくださいました。試合には負けてしまったんですけど、『伊東らしくやればいい』と言ってくださって、とても心強かったです」(伊東)

フォア裏ソフト、バック表ソフトの速攻型の伊東。その用具のこだわりについて聞いてみた。

「ラケットは『福原愛PRO ZLF』(バタフライ/廃番)のフレアです。中学生の頃からずっと使っていて、廃番になったので、一度ほかのラケットも試してみたんですけど、合わなくて、『やっぱりコレ』と思って使っています」

「ラバーは、小学生の頃はもともと両面裏ソフトだったのですが、小学6年か中学1年の頃にあった東北合宿という練習会の時に全然勝てなくて、コーチをしていた叔父から『1回、表やってみるか』と言われて、その時からバック面が表ソフトになりました。私はあまり自分から打つタイプではなくて、基本的に相手に打たせて守ってからラリーに入るので、表ソフトのほうがナックルが出て、そこからの攻撃がしやすくなりましたね」

「フォア面の『ファスターク G-1』(ニッタク/厚)は、もともと『ファスターク S-1』(ニッタク)を使っていたんですけど、筋力がついてきたので途中で『G-1』に変更。バック面は、『モリスト SP』(厚)。裏ソフトから表ソフトに変えた時に、裏ソフトに近い感じで使いやすかった。一時、VICTASの『VO>101』や『VO>102』も試しましたが、思うような結果が出なかったので、結局戻しました」

現在4年生で今春からは社会人となる伊東。就職してからもプレーを続ける意向だ

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