卓球王国 2026年1月21日 発売
バックナンバー 定期購読のお申し込み
全日本卓球2026

松島輝空が2連覇を狙う男子シングルス。全日本チャンピオンの称号を手にするのは誰だ?

今年もまた、全日本選手権の季節がやって来る。1月20〜25日に東京・東京体育館で一般・ジュニア、1月29日〜2月1日に愛知・スカイホール豊田でダブルス3種目が行われる『2026年全日本卓球選手権大会』。今年も男女シングルスを中心に、ハイレベルな戦いが繰り広げられるだろう。

昨年、高校2年の松島輝空(木下グループ)が初優勝を飾った男子シングルス。優勝時、松島の世界ランキングは31位で日本男子の5番手。大会後の卓球王国のチャンピオンインタビューで「この1年以内に世界ランキングを一桁にしたいです」と語ったが、その言葉どおり、現在はランキングを8位まで上げ、2番手へと躍進した。

一方、一昨年の2024大会で劇的な逆転優勝を飾った張本智和も、WTTチャンピオンズ横浜やWTTファイナルズ香港での優勝などで世界ランキングは常に日本男子最上位をキープ(現在は5位)。世界ランキングのトップ10に入っている、張本と松島が優勝候補の双璧。過去2回優勝のブンデスリーガー・戸上隼輔、名軍師・邱建新の指導を経て再び上昇気流に乗る宇田幸矢らがそれに続く。

では、各ブロックごとにシード勢や注目選手を見ていこう。松島輝空の第1ブロックのスーパーシード(32名)および注目選手は下記のとおり。

松島は6回戦(ベスト8決定)で昨年の全日本社会人王者の野田颯太と、全日学王者の濵田一輝、どちらかと当たる組み合わせ。さらに準々決勝では吉村真晴や曽根翔など、過去に表彰台に上がった強豪との対戦が予想されるが、松島は昨年両選手に勝利しており、今年も自信満々で試合に臨むだろう。「魔の4回戦」と言われる、スーパーシード初戦の4回戦がひとつの関門になりそうだ。元インハイ王者の実力派左腕・小野泰和がシード下に入っている。

男子シングルス2連覇に挑む松島。「2年目のジンクス」のこの男には無縁か?

「全日本男」曽根翔が、虎視眈々と頂点を狙う

次に第2ブロックは、王座返り咲きを狙う張本智和のブロック。張本はランク決定の5回戦で、昨年に続いて英田理志に当たる組み合わせ。ベテランから強打者まで多彩な顔ぶれが揃うブロックだが、張本の堅陣を打ち破るのは容易ではないか。

日本男子の第一人者として、3回目の優勝を目指す張本

岡野俊介は前回初のベスト8。学生最後の年に再び上位を狙う

第3ブロックは右シェークドライブの強打者がひしめく、屈指の激戦区。2022・23年男子シングルス2連覇の戸上隼輔、3大会連続ベスト8からのランクアップを狙う田中佑汰、さらに谷垣佑真、徳田幹太、吉山僚一という学生卓球界でも指折りの実力者たち。さらに注目されるのは、昨年の世界ユース選手権・U-19男子シングルスを16歳で制した川上流星。すでに優勝候補の一角と言っても過言ではない実力を備えている。

爆発力は折り紙付きの谷垣。今年も旋風を巻き起こすか

ドイツ・ブンデスリーガで腕を磨き、王座返り咲きを狙う戸上

今大会最大の注目選手のひとり、世界ユースU19男子チャンピオンの川上

最後に第4ブロック。こちらは昨年2位の篠塚大登、2020年優勝の宇田幸矢、小林広夢に吉山和希と左腕の実力者たちが多く入った。全日本で常に安定した成績を残す篠塚と、昨年後半に国際大会で好成績を残した宇田の対戦が実現すれば興味深い。吉山(和)の下に入った、ドイツ・ブンデスリーガで腕を磨く横谷晟(じょう)も、爆発力は折り紙付きだ。

前々回3位、前回準優勝の篠塚。今年は頂点を極めるか

世界ランキングを再び上昇させている宇田。持ち味の爆発力を見せたい

 

2028年のロサンゼルス五輪に向け、選考レースが本格化してくる2026年。昨年の松島に続き、全日本優勝をバネに飛躍する選手は現れるのか。大いに注目される。

※写真はすべて2025年全日本卓球より

関連する記事