卓球王国別冊『卓球グッズ2024』が16日(木)に発売される。
毎回、そのシーズンの再注目商品が表紙を飾ることが多い。今回はニッタクが出したハイエンドラバーの『ジェネクション』だ。2010年の『ファスタークG-1』以来の、ニッタクが満を持して出すラバーを表紙にした。今までは、『テナジー』『ディグニクス』『グレイザー』などのバタフライ商品が表紙を飾ることが多かったが、今シーズンはバタフライの新製品は少なめ、かつ「これは!」というものはない。
そこで表紙に抜擢したのは『ジェネクション』。巻頭特集で特集はしているがさほどページを割いているわけではない。しかし、今シーズンのラバー市場の中で、このラバーが最大の注目商品だ。まさにシンボリックな商品として表紙に登場させたのだ。バタフライを意識した「蝶を撃つ」というコピーは、ニッタクサイドからの言葉ではなく、あくまでも編集部が作ったもの。
バタフライが昨年夏から加速化するように市場での上位を占めている。
その理由のひとつに円相場、為替のためにドイツラバーの仕入れ値が上がり、定価を押し上げ、それによって日本国内でのドイツラバーの競争力が落ちたとも言われる中、『ジェネクション』がじわじわと売れていけば、「バタフライ独占」の市場にくさびを打ち込むことになるだろう。
東京経済大(関東学生2部)での試打も悪くはない。まさに中上級者の選択肢のひとつになるかもしれない。
またニッタクブランドは高級シューズの『ムービングエアロ』『ムービングエース』が売上好調を見せているように、シニア層には絶対的なイメージを持っている。今回の『ジェネクション』の動向はニッタクのブランド力と営業力が試されるラバーとなる。
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