8月21日から始まった全中は本日(24日)閉幕。女子団体は、貝塚第二が4年ぶり2度目の頂点に立った。
【女子団体】●準決勝
〈四天王寺 3-1 武蔵野〉
◯村松 3-0 大岩
新谷 1-3 小林◯
◯栗田/大山 3-0 鶴巻/嶋田
◯渡邉 3-0 坂野
〈貝塚第二 3-0 中間東〉
◯伊藤 3-0 小野田
◯佐久間 3-0 石田
◯香川/原 3-0 松下/川原
●決勝
〈貝塚第二 3-0 四天王寺〉
◯伊藤 3-0 廣田
◯中田 3-2 渡邉
◯香川/原 3-1 栗田/大山
女子団体を制した貝塚第二は、準々決勝で山陽学園に3-0、準決勝で中間東に3-0と完勝。決勝では同じ大阪のライバル・四天王寺と対戦。接戦が予想されたが、トップでエースの伊藤が四天王寺の3年生・廣田を完封。続く2番では中田が渡邉と壮絶なラリー戦を繰り広げた。両サイドを鋭く打ち分ける中田に対し、渡邉も粘り強く食らいついたが、「規定練習のあとも残ってコツコツ頑張っていたので、勝ってくれるかなと思っていた」と岸田監督の期待に応え、フルゲームを制した。
エースとして確実な得点源となった伊藤
2番で渡邉との激闘を制した中田。精神面での強さを見せた
ダブルスは「徹底して練習してきた」という香川/原が栗田/大山に競り勝ち、四天王寺に反撃の隙を与えず、3-0で勝利。第1ステージから決勝まで1点も落とさない完璧な戦いを見せた貝塚第二が頂点に立った。
優勝を決める勝利をあげた香川/原のダブルス
「やっと優勝できてほっとしている。毎年優勝できるかなと思って臨んだ全中だったが、なかなか優勝できなかった。今日やっと、優勝できてホッとしています」(岸田監督)
四天王寺は、決勝で1年生エースの村松を4番に下げて勝負に出たが、前半で得点できず、昨年に続き準優勝となった。
渡邉は4ゲーム目、相手のマッチポイントを何度もしのいで最終ゲームに持ち込むも、勝利ならず
2年連続の準優勝となった四天王寺
3位は中間東と武蔵野。中間東は準決勝の貝塚第二戦でゲームを奪えなかったものの、笑顔あふれる戦いぶりで地元・北九州市で2年ぶりの表彰台に立った。
主軸としてチームを引っ張った中間東の石田
2013年大会以来の4強入りを果たした武蔵野は、準々決勝の明徳義塾戦に続き、準決勝の四天王寺戦でもカットマンの小林が1点を奪う奮闘を見せた。さらに鎌田監督が評価したのは3年生キャプテンの大岩。「準々決勝で負けはしたけど、中学3年に上がってチームをまとめてくれた。大岩を含めた3年生がチームを引っ張り、下級生がついていったのが良かった」と試合後に語った。
四天王寺戦で1点を挙げた小林
エース、キャプテンとしてチームをベスト4に導いた大岩
☆大会の詳細は卓球王国11月号(9月発売)に掲載します。お楽しみに!
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