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全中2025

全中2025、女子団体はベスト4が決定。武蔵野が選抜女王・明徳義塾を撃破

福岡・北九州市立総合体育館で開催中の全国中学校卓球大会。大会3日目は団体の第2ステージ(決勝トーナメント)が行われ、ベスト4のチームが出そろった。女子団体第2ステージ1回戦の記録は下記のとおり。

●第2ステージ1回戦
明徳義塾(高知) 3-0 三本木(宮城)
横浜隼人(神奈川) 3-1 名経大高蔵(愛知)
四天王寺(大阪) 3-0 益田(島根)
山陽学園(岡山) 3-0 みなかみ(群馬)
中間東(福岡) 3-0 和洋国府台(千葉)

昨日(22日)の組み合わせ抽選で1番を引き、トーナメント2回戦(準々決勝)から登場した武蔵野は、選抜女王の明徳義塾を3-1で撃破。4番の小林は、左腕の伊東にゲームカウント0-2と追い込まれながらも高い集中力を発揮し、逆転勝利。2013年の岐阜大会以来となる準決勝進出を決めた。

●準々決勝
〈武蔵野・東京 3-1 明徳義塾〉
大岩 2-3 村田◯
◯坂野 3-1 水元
◯鶴巻/嶋田 3-1 市場/寺野
◯小林 3-2 伊東

チームの勝利を決めた小林。守備範囲の広いカットと正確性の高い攻撃で逆転勝利を収めた

プレッシャーから解放され、ベンチで涙する小林

1-1で迎えた3番、鶴巻(左)/嶋田が貴重な1点をあげた

 

昨年準優勝の四天王寺は第2ステージ1回戦で益田、準々決勝で横浜隼人をそれぞれ3−0で完封。安定した強さで昨年大会に続く4強入りを決めた。

〈四天王寺 3-0 横浜隼人〉
◯新谷 3-0 德永
◯村松 3-2 牛島
◯栗田/大山 3-0 宮田/髙田

ボールタッチが光る新谷。益田戦、横浜隼人戦ともにトップで勝利

村松と好ゲームを演じた横浜隼人の牛島

 

準々決勝からの登場となった貝塚第二は、公立校のみなかみを下して勝ち上がった山陽学園に3-0の完全勝利。2番の伊藤、3番ダブルスも競り合ったが、勝負どころで勝ち切る強さを見せた。

〈貝塚第二 3-0 山陽学園〉
◯佐久間 3-0 渡邊
◯伊藤 3-2 面手
◯香川/原 3-1 末瀬/坂巻

2番で面手との左腕対決に辛勝した伊藤

チームの勝利を決めた香川(右)/原

 

中間東は、初出場の長野日大とラストまでもつれる大接戦を展開。最後は小野田が気迫のこもったプレーで川嶋を振り切り、2年ぶりに4強入りを果たした。初出場ながら第1ステージを突破し、快進撃を見せた長野日大は、メンバーのほとんどが2年生以下。来年はさらに上を目指したい。

〈中間東 3-2 長野日大・長野〉
関 1−3 重田◯
◯石田 3-0 西村
◯川原/松下 3-0 戸根川/蓬莱
神田 0-3 藤澤◯
◯小野田 3-1 川嶋

ラストで勝利した小野田。チームを2年ぶりの準決勝へ導いた

小野田に声援を送る中間東のベンチ。素晴らしい一体感だった

4番で勝利し、ラストに望みをつなげた長野日大の藤澤

 

なお、明日行われる女子団体準決勝の対戦は下記のとおり

●準決勝
武蔵野 vs. 四天王寺
貝塚第二 vs. 中間東

 

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