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欧州リポート

ドイツ・ブンデスリーガ第3節 戸上隼輔が今季初出場で2勝、篠塚大登&横谷晟も白星

 ドイツ・ブンデスリーガは第3節が開催され、オクセンハウゼンの戸上隼輔が今季初出場となった。各試合の結果は下記のとおり。

 

【ドイツ・ブンデスリーガ】
●第3節

〈ザールブリュッケン 3-0 ボルシア・ドルトムント〉

○樊振東 3-0 ニュイティンク

○ヨルジッチ 3-0 ミノ

○E.イオネスク 3-2 シューディ

 

〈オクセンハウゼン 3-1 グレンツァオ〉

○戸上 3-0 ウォーカー

 レベンコ 1-3 馮翊新○

○チリタ 3-1 クビク

○戸上 3-0 馮翊新

★戸上隼輔通算成績:単2勝0敗

 

〈フルダ・マーバーツェル 3-0 ケーニヒスホーフェン〉

○グルーツ 3-1 シュテガー

○オフチャロフ 3-1 ベルテルスマイヤー

○ムン・ファンボー 3-2 ゼリコ

 

〈グリュンヴェッターズバッハ 3-1 ボルシア・デュッセルドルフ〉

○篠塚 3-1 リ・ヨンイン

○アポロニア 3-0 ジャー

 ワルサー 0-3 シェルベリ○

○篠塚 3-1 ジャー

★篠塚大登通算成績:単4勝1敗

 

〈ブレーメン 3-1 ベルクノイシュタッド〉

○ファルク 3-1 ルイズ

○ベルトラン 3-2 ドゥダ

 ゲラシメンコ 1-3 ラッセンフォッセ○

○ファルク 3-1 ドゥダ

 

〈ミュールハウゼン 3-2 バート・ホンブルク〉

 メンゲル 1-3 横谷○

○シュトゥンパー 3-0 アンドラシュ

○フレイタス 3-1 ペレス

 メンゲル 1-3 アンドラシュ○

○フレイタス/O.イオネスク 3-1 バン/横谷

★横谷晟通算成績:単2勝1敗/複0勝2敗

 

 今シーズン初出場となった戸上はシングルス2勝でオクセンハウゼンに初勝利をもたらした。昨シーズンは6シーズンぶりにブンデスリーガを制したオクセンハウゼンだが、ゴーズィ(フランス)とカルデラノ(ブラジル)がチームを去り、今季はエースとして期待される戸上。欠場となった第1・2節でチームが敗れる中、第3節ではエースの役割を果たした。

 篠塚所属のグリュンヴェッターズバッハは、強豪のボルシア・デュッセルドルフと対戦。シングルス2点起用の篠塚がリ・ヨンイン(中国)、ジャー(アメリカ)に連勝する活躍でグリュンヴェッターズバッハを勝利に導いた。

 グリュンヴェッターズバッハはシーズン開幕直後にクレーマー監督が退任。第2節ではワルサー(ドイツ)が選手兼監督として指揮を執ったが、第3節直前に29歳のオルト(ドイツ)の監督就任が決定。オルトは2014年のユース五輪シングルスでベスト8に勝ち進むなど将来を嘱望されたが、ヘルニアに悩まされて昨シーズン限りで引退。若くして指導者の道へ進むこととなったが、ブンデスリーガ初采配で白星を手にした。

 バート・ホンブルクの横谷はトップでメンゲル(ドイツ)を下して今季シングルス2勝目をあげたが、ラストのダブルスでは開幕戦に続いて敗戦。チームも開幕3連敗となった。

 開幕3連勝となったのはブレーメンとミュールハウゼン。ブレーメンは今季シングルス4勝0敗だったドゥダ(ドイツ)から2点を奪って勝利。フレイタス(ポルトガル)、シュトゥンパー(ドイツ)が加入したミュールハウゼンは下位チームを相手に取りこぼしなく勝利を収めている。

今季初出場でチームに1勝目をもたらした戸上(写真は2025年世界選手権)

 

【順位表(第3節終了時点)】
1位:ブレーメン(3勝0敗)
2位:ミュールハウゼン(3勝0敗)
3位:ザールブリュッケン(2勝1敗)
4位:グリュンヴェッターズバッハ(2勝1敗)
~~~~プレーオフ進出~~~~
5位:ベルクノイシュタッド(2勝1敗)
6位:フルダ・マーバーツェル(2勝1敗)
7位:ボルシア・ドルトムント(1勝2敗)
8位:グレンツァオ(1勝2敗)
9位:オクセンハウゼン(1勝2敗)
10位:ボルシア・デュッセルドルフ(1勝2敗)
11位:バート・ホンブルク(0勝3敗)
12位:ケーニヒスホーフェン(0勝3敗)

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