東京2025デフリンピックは男子団体決勝、女子団体決勝リーグ第3試合が行われ、日本女子は中国に敗れて銀メダルとなった。
【女子団体】
●決勝リーグ第3試合
〈中国 3-0 日本〉
○スン・ボーヤオ 3-2 山田萌心
○ワン・ジウ 3-0 亀澤理穂
○シ・セ 3-0 山田瑞恵
1番は女子シングルスでも対戦し、接戦を展開した山田萌とスン・ボーヤオ。1・2ゲーム目はスン・ボーヤオのバックのボールに合わずに苦しんだ山田萌だったが、3ゲーム目からフォアサイドを効果的に突いてフルゲームに持ち込む。最終ゲームはスン・ボーヤオが一気に8-1まで点差を広げたが、山田萌も驚異の追い上げを見せる。山田萌が8-10まで食らいついたが、最後はスン・ボーヤオが逃げ切って中国が先制点をあげた。

山田萌心はシングルスに続いてスン・ボーヤオに食らいついたが惜敗

スン・ボーヤオはシングルス金メダリストの意地を見せた
2番の亀澤はワン・ジウの両ハンドに振り回される苦しい展開で最後までなかなか突破口を見出せずにストレートで敗れ、日本は後がなくなった。今大会好調の山田瑞に3番を託すも、40歳のベテラン、シ・セのフォアの表ソフトからの連打を浴びて亀澤に続きストレートで敗戦。日本女子、王座奪還はならず2大会連続の銀メダルという結果に終わった。

苦しい展開が続いた亀澤理穂

目標の金メダルには届かなかったが、日本で初のデフリンピックで見事な戦いぶりを見せた
【男子団体】
●決勝
〈中国 3-0 チャイニーズタイペイ〉
○ワン・コン 3-0 カオ・ユーチュン
○ニウ・ゼミン 3-2 ヤン・ジュンツン
○ティエン・ジーピン 3-0 ワン・イーシャン
中国とチャイニーズタイペイの対戦となった男子決勝は中国が王座奪還。1番でエースのワン・コンが完勝すると、2番ではニウ・ぜミンが苦戦しながらも最後は勝利して優勝に王手をかける。そのままティエン・ジーピンもストレートで勝利して優勝を決めた。
コロナ禍で開催された前回の2022年大会には出場しなかった中国だが、2大会ぶりのデフリンピック出場で7種目中6種目を制覇。改めてその強さをアピールした。

2番でフルゲームの接戦を制したニウ・ゼミン
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