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欧州リポート

ドイツカップはノイ・ウルムが初優勝。大型補強の新戦力がクラブに初タイトルをもたらす

 ドイツの国内クラブによって争われるドイツカップは準決勝・決勝が行われ、ノイ・ウルムが初優勝。本拠地・ウルムのレシオファームアリーナでクラブにとって初のタイトルをつかんだ。

 

●準決勝

〈ボルシア・デュッセルドルフ 3-0 ザールブリュッケン〉

○シェルベリ 8、9、7 ニュイティンク

○チウ・ダン 8、-5、7、5 ヨルジッチ

○ボル 5、-7、13、10 フランチスカ

 

〈ノイ・ウルム 3-0 オクセンハウゼン〉

○モーレゴード 6、6、9 ゴーズィ

林昀儒 9、11、-9、9 ロブレス

○オフチャロフ -13、9、-17、7、11 アックズ

 

●決勝

〈ノイ・ウルム 3-0 ボルシア・デュッセルドルフ〉

林昀儒 6、5、3 シェルベリ

○モーレゴード 9、-8、7、-10、8 ボル

○オフチャロフ 5、7、3 チウ・ダン

 

 今季から加入した林昀儒(チャイニーズタイペイ)、モーレゴード(スウェーデン)、オフチャロフ(ドイツ)の3人が揃って出場したノイ・ウルムは準決勝でオクセンハウゼンをストレートで破って決勝へ。同じく3-0で準決勝に勝利したボルシア・デュッセルドルフとの決勝では、今季ブンデスリーガで10勝0敗という成績を残しているシェルベリ(スウェーデン)に林昀儒が快勝。続く2番でモーレゴードがボル(ドイツ)に競り勝って王手をかけると、オフチャロフがチウ・ダン(ドイツ)を圧倒して優勝を決めた。

 決勝を争ったノイ・ウルムとボルシア・デュッセルドルフは2月に行われるヨーロッパチャンピオンズリーグ(ECL)準決勝でも対戦する。ECL3連覇を狙うボルシア・デュッセルドルフがリベンジを果たすのか、それともノイ・ウルムが王者を破ってECL初優勝に向けて大きく前進するのか、こちらも注目となっている。

準決勝・決勝で相手エースを下したモーレゴード(写真は2022年世界選手権)