●男子決勝
〈協和キリン 3ｰ0 シチズン時計〉
◯渡辺裕介 ｰ9、7、8、8 阿部悠人
◯宮川昌大 10、ｰ9、5、ｰ9、7 三部航平
◯渡辺裕介／宇田幸矢 ｰ8、7、6 淺津碧利／阿部悠人
日本リーグの年間総合王者を決める戦い、JTTLファイナル4。
今年の男子チャンピオンチームは協和キリン、2年連続4回目の優勝！
エースに成長しつつある阿部をトップに起用したシチズン時計に対し、協和キリンはそのオーダーを読み、全日本社会人で阿部に勝っている渡辺をトップに起用。渡辺は1ゲーム目を落としたものの、2ゲーム目以降は台上の展開から、ロングサービスをうまく使って大きなラリーに持ち込む展開に切り替えて得点を重ね、大きな大きな先制点を挙げる。
「自分が1点取れば、4番に宇田もいるし、最近ダブルスも調子が良かったので、チームの勝利はぐっと近づくと思っていた。すごく集中してプレーできたのが今回の勝因だと思います」（渡辺）
気迫あふれるプレーで、大きな先制点を挙げた渡辺。決勝のMVPだ
ややプレーに硬さがあった阿部だが、今後のさらなる成長に期待
協和は続く2番でも、昨年の決勝ラストで勝利して優勝の立役者となった宮川が気迫のプレー。キレのあるフォアドライブを連発する三部に対し、時にカウンターで速攻をしかけ、時に粘り強く中・後陣でしのいで対抗した。勝利の瞬間、右の拳を大きく振り上げ、豪快なガッツポーズを決めた。
ファイター・宮川、昨年に続いて決勝で勝利！
好プレーを連発した三部だが、宮川に一歩及ばず
2022年大会以来の優勝を狙うシチズン時計は、ダブルスで淺津／阿部が1ゲームを先取。ここから何とか巻き返したかったが、協和ペアは渡辺の安定したパワードライブ、宇田の一撃必殺のチキータが次々に決まり、2・3ゲーム目を連取。一気にストレートで優勝を決めた。選手一人ひとりが自らの役割をしっかり果たし、充実の2連覇となった。
優勝を決めた宇田／渡辺をベンチが迎える
ダブルスから反撃したかったシチズン時計だが、淺津（手前）／阿部は惜しくも逆転負け
●松平賢二監督兼選手・優勝コメント
「ホッとしました。大会に向けていろいろ準備をしてきて、みんなと共有する時間を会社のサポートでしっかり作ってくれて、コミュニケーションがしっかり取れた。決勝で（宇田）幸矢が後ろに下がるオーダーも、話し合って納得して決めることができました。
今大会は出られなかった田原（彰悟）も、今年は前期の愛知工業大戦ラストでの勝利がめちゃくちゃ大きくて、それがないとファイナル4に出ることも難しかったかもしれない。今大会はサポートをしっかりやってくれました。これから来年に向けて、大変なことだけど可能性のあるチームだと思うので、グランドスラム目指して頑張っていきます」
選手たちに声援を送った応援団の皆さんと記念撮影！
「この3カ月は監督業やマネジメントの部分の仕事も多かった」という監督兼選手の松平。一体感のあるチームを作り上げた
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