6月17・18日にかけて、東京・東洋大学赤羽台キャンパス HELSPO HUB-3アリーナで開催された『Tリーグ NOJIMA CUP 2023大会』。本日(18日)男女シングルス決勝までが行われ、男子は張本智和(琉球アスティーダ)、女子は平野美宇(木下アビエル神奈川)がそれぞれ戸上隼輔(明治大)、伊藤美誠(日本生命レッドエルフ)をフルゲームで退け、見事栄冠に輝いた。
●男子決勝
張本智和(琉球アスティーダ) 5、-6、9、-5、7、-5、5 戸上隼輔(明治大)
決勝は互いに1ゲームずつ奪い合う展開が続き最終ゲームにもつれる大激戦となったが、戸上が「チキータを封じられた」と話すようにサービスを低く出すなど戦術の細部に工夫を凝らした張本が4-3で逃げ切った。
「直近の大会で3連敗している」という戸上にリベンジを果たした張本は、試合後、「うれしいよりも信じられない方が強いですね」と語った。さらに、「何度もくじけずに挑戦し続けてきた結果が勝利に結びついたのだと思います」と継続することの大切さを痛感していた。
●女子決勝
平野美宇(木下アビエル神奈川) 9、5、-6、-8、-6、3、9 伊藤美誠(日本生命レッドエルフ)
女子シングルス決勝は、優勝候補の早田ひな(日本生命レッドエルフ)をフルゲームで退けて勝ち上がった伊藤美誠と平野美宇との同学年対決となった。
互いに2ゲームずつ奪い合い、ゲームカウント2-2で迎えた5ゲーム目は中盤までシーソーゲームとなったが、観客の声援を力にした伊藤が平野とのバッククロスでの激しい打ち合いを制し、3-2と勝利に王手をかけた。
しかし6ゲーム目は平野もループドライブなど、回転量の多いドライブで伊藤の強打のミスを誘い、3点でゲームを奪い返す。最終ゲームは序盤から速いピッチの強打で伊藤がリードを広げるも、平野は「楽しむ気持ちでできた」と最後までボールに食らいつき、7-9から4点連取で優勝を決めた。
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