| 日本ペイントマレッツ | 4-0 | TOP名古屋 |
| 2勝1敗/勝ち点7 | 0勝3敗/勝ち点1 |
| 1 | ◯ | 馮天薇 | 5-11 | 11-7 | 11-9 | 鄭怡静 | |||
| 田代早紀 | 森薗美咲 | ||||||||
| 2 | ◯ | 李皓晴 | 11-9 | 9-11 | 11-9 | 11-7 | サマラ | ||
| 3 | ◯ | 松平志穂 | 5-11 | 11-6 | 11-9 | 12-10 | 鈴木李茄 | ||
| 4 | ◯ | 馮天薇 | 8-11 | 13-11 | 12-10 | 6-11 | 11-8 | 鄭怡静 | |
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開幕から3戦目を迎え、ここまで1勝1敗の日本ペイントマレッツ（以下・日本ペイント）と、0勝2敗と勝ち星のないTOP名古屋（以下・名古屋）が対決した。
第1マッチ、日本ペイントは昨日と同じ馮天薇・田代のダブルス。田代は、「Tリーグが始まって、昨日練習会場で初めて組みました」という馮天薇とのペアで昨日は敗れたが、この試合では攻守の連携がかみ合い始め、鄭怡静・森薗に競り勝った。試合の中で馮天薇が田代に言葉をかけるシーンが何度もあったが、「レシーブに迷った時に『なんでもいいよ』と言ってくれるので心強かった」と田代が言うように、馮天薇は田代に過度なプレッシャーをかけることなく、うまくプレーを引き出していた。
馮天薇（左）と田代は徐々にプレーがかみ合ってきた
第2マッチは李皓晴が会心のプレーでサマラにストレート勝ち。昨夜のビクトリーマッチで勝利した李皓晴だったが、その自信と勢いとが今日も続いていた。
第3マッチは好調の松平とスポット参戦で名古屋から出場の鈴木。鈴木はこの試合がTリーグの初試合。会場の雰囲気にのまれることなく1ゲーム目をすんなり取ったが、2ゲーム目に松平のしゃがみ込みサービスをミスするとそこから崩れていった。
「（Tリーグのような試合は）これまで経験がなく、初めてだったので緊張してしまいました。相手のことを考える余裕がなく、自分のことだけしか考えられなかった」と試合後に話した鈴木だが「強い選手との戦いで技術や戦術が学べるだけではなく、精神面を鍛えることができる舞台だと思うので、できればまたTリーグで試合がしたいと思いました」と前向きな言葉を続けた。
松平は前日の日本生命戦でも前田を下したが、この3連戦で確実に強くなっていると感じるほど、両ハンドドライブが冴え渡っていた。
Tリーグの洗礼を受けた鈴木だがポテンシャルは秘めている
試合は3-0でペイントの勝利が決まったが、勝敗が決まっても必ず第4マッチまで行われるのがTリーグの試合方式だ。4-0と3-1では勝ち点が変わるため、勝敗が決まってしまった第4マッチでも選手は手を抜くことはない。
試合をするごとに力をつけている松平。勝利後のベンチ
馮天薇と鄭怡静による第4マッチは、勝敗が決まっているとは思えないほどの真剣勝負。強打者の2人による激しい打撃戦に詰めかけた観客が大興奮。最後は「場数の経験の差」が出て、馮天薇がわずかな隙をついて勝利をもぎ取ったが、両者のプレーは素晴らしかった。
馮天薇のがんばりにマレッツの選手たちが引っぱり上げられている
ペイントは2勝1敗と勝ち越しで3連戦を終え、まずまずの結果になったが、名古屋はまさかの3連敗。試合後の囲み会見で名古屋の新井監督は肩を落としながらこう話した。「みんな惜しい試合をするけど最後は勝ちなかった。修正しなければいけない部分はわかっていますが、それは修正できてから話させてください。次の試合まで日にちがあるので、チームとして立て直して次を迎えたい」（新井）
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