卓球王国 2024年4月22日 発売
バックナンバー 定期購読のお申し込み
Tリーグ

Tリーグが一部ルールの変更を発表

本日、Tリーグがルール変更を発表した。
要約すれば、延長戦(ビクトリーマッチ)を含め、1人の選手がシングルスには2回は出られないルールに変更した。
以下はTリーグからの発表。
————————————————————————————————————————

◆現行ルール

「1人の選手は、1チームマッチのうち最大2マッチまで出場できる。ただしシングルスは1マッチまでしか出場することはできない(延長戦を除く)」

   ↓

◆新ルール

「1人の選手は、1チームマッチのうち最大2マッチまで出場できる。ただしシングルスは1マッチまでしか出場することはできない(延長戦を含む)」

【変更理由】

従来のルールの下では、1人の選手が3マッチに出場できることとなり、 1人で3勝することでチームマッチの勝利を得られることになり、チーム戦の意味合いが薄れてしまうとの指摘が多数寄せられました。

開幕シリーズの男女全12試合を通じて、Tリーグがチーム戦であることによる試合展開が見られ、観客の皆様か らも試合内容に関しても一定の評価をいただきました。 しかし、今後もより「チーム戦の面白さ、醍醐味」を感じていただく為には、複数の選手がマッチで勝利をあげることがチームマッチの勝利のために必要となる制度とすべきと考え、実行委員会の決議を経て、ルールの変更に至りました。

—————————————————————————————————————————

岡山対琉球で延長戦に入り、勝利した森薗


10月のTリーグでは男子で延長戦(ビクトリーマッチ)になったのは岡山と琉球を含む2試合のみ。
●10月26日
岡山リベッツ  3-2  琉球アスティーダ
1 横山/森薗  0-2   荘智淵/陳建安
2 吉田     1-3   丹羽
3 上田     3-1   荘智淵
4 森薗     3-1   松平
5 森薗     1-0   丹羽
*この試合では岡山の森薗と琉球の丹羽がそれぞれシングルスで2試合ずつ出ている。新ルールではこの二人は延長戦には出場できない。岡山ならダブルスのみに出場した横山、琉球なら陳建安、もしくはそれ以外のシングルスに出ていない選手が延長戦に出ることになる。
Tリーグはすべてに改良されていく過程にある。しかし、延長戦でエース同士のドキドキするような1ゲームマッチがTリーグの醍醐味だった、という見方もある。今後、この新ルールによってTリーグの試合がどのように変わっていくのかを注視したい。

関連する記事