卓球王国 2021年10月21日 発売 vol.295
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中国リポート

全中国運動会の女子団体、陳幸同・王芸迪の遼寧省が初V

すでに前半戦の男女団体が終了している第14回全中国運動会・卓球競技。女子団体は決勝で山東省を3ー1で下した遼寧省が優勝を飾った。王楠や郭躍を擁した黄金時代にも成し遂げられなかった、悲願の初優勝だ。

[女子団体]
●準々決勝
河北省 3−0 北京市
遼寧省 3−2 黒龍江省
山東省 3−1 天津市
四川省 3−1 江蘇省
●準決勝
〈遼寧省 3−2 河北省〉
○王芸迪 3、5、10 孫穎莎
○陳幸同 −6、7、6、−8、6 何卓佳
李佳イ −6、−7、9、−4 孫銘陽○
陳幸同 10、7、−1、−7、−3 孫穎莎○
○王芸迪 8、10、9 何卓佳
〈山東省 3−0 四川省〉
○顧玉ティン 3、7、5 范思琦
○陳夢 −9、8、6、9 楊惠菁
○王暁彤 −9、7、−9、5、11 郭艶
●銅メダル決定戦
〈河北省 3−0 四川省〉
●決勝
〈遼寧省 3−1 山東省〉
王芸迪 10、−12、−5、−9 陳夢○
○陳幸同 4、5、4 王暁彤
○李佳イ 7、11、−9、10 顧玉ティン
○陳幸同 7、−9、8、7 陳夢

陳幸同と王芸迪というツインエースが機能した遼寧省。準々決勝の黒龍江省戦で王曼昱に2点を取られながらも3ー2で乗り切り、準決勝ではスーパーエースの孫穎莎に何卓佳・孫銘陽というふたりの右シェークバック表を揃えた河北省に、こちらも3ー2で辛勝。トップで王芸迪に敗れた孫穎莎は、右肩の違和感を訴え、銅メダル決定戦の四川省戦では3番に下っている。

決勝の山東省戦は、トップで王芸迪が陳夢に敗れたものの、3番で27歳のベテラン・李佳イが左腕・顧玉ティンから貴重な1勝を挙げ、遼寧省が勝利に王手。4番で陳幸同が陳夢を破り、一気に勝利を決めた。

女子団体決勝4番でゴールドメダリスト・陳夢を破り、優勝を決めた陳幸同

右肩に不安を抱えた陳夢。初の全中国運動会でのタイトル獲得はならず

試合中、ずっと右肩をさすっていたという陳夢。孫穎莎と同様、ベストコンディションで臨んだ大会ではなかった。東京五輪でシングルスと団体の2冠に輝いたが、蓄積した疲労は簡単には抜けないのだろう。陳幸同と王芸迪は、国家女子チームでは団体戦の主力メンバーに次ぐ実力の持ち主。東京五輪の閉幕から1カ月半後の大会で、そのふたりを揃えた遼寧省の優勝は、ある意味では必然かもしれない。

全中国運動会は現在、個人戦の男女シングルスやダブルス3種目が進行中。その結果も随時お伝えします!

※写真提供:『ピンパン世界』