昨季のTリーグ・プレーオフファイナルが開催された東京の代々木第二体育館で、日本生命レッドエルフ(以下・日本生命)と京都カグヤライズ(以下・京都)の試合が行われた。8月30日(水)の18時30分からスタートのこの試合は、平日にもかかわらず1300人を越す観客が訪れ、両チームの選手たちもそれに応えるように白熱した戦いを見せた。
日本生命レッドエルフ 3-2 京都カグヤライズ
麻生麗名/ソン イジェン -7、-10 成本綾海/工藤夢◯
◯早田ひな 5、2、4 成本綾海
◯森さくら -9、8、10、7 出雲美空
笹尾明日香 3、9、-6、-5、-9 A.ディアス◯
◯早田ひな 7 A.ディアス
日本生命は今季6試合目にしてエースの早田ひなが出場。国際大会の転戦のためTリーグの出場機会がなかったが、第2マッチで京都の成本綾海を完璧なプレーで下し、ビクトリーマッチではA.ディアス(プエルトリコ)に3-6から逆転勝ちし、チームを勝利に導いた。
「エースとしての責任と覚悟を持ってここに来ています」と試合後にコメントした早田。翌朝(8月31日)には韓国で開催されるアジア選手権に向けて出発するハードスケジュールだったが、「良い状態でアジア選手権に入っていくことができる」と力強く話した。
開幕から3連敗の京都は、4戦目となったこの試合で日本生命を追い詰めたが、勝利には届かなかった。それでも成本と工藤夢のダブルスがコンビネーションの良さを見せて先取点をあげ、男女を通じてアジア勢以外の海外選手となるA.ディアスが2戦目にして初勝利をあげるなど、日本生命に迫るプレーを見せたことは10月以降の戦いに向けて大きな収穫になったはずだ。待望の勝ち点「1」を得て、まずはチームとしての初勝利を目指す。
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