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Tリーグ

木下アビエルが3連勝。首位を独走

木下アビエル神奈川 3-1 日本生命レッドエルフ
3勝0敗 1勝2敗

 

1 石川佳純 2-11 5-11 常晨晨
森薗美月 陳思羽
2 袁雪嬌 12-10 11-9 11-7 前田美優
3 木原美悠 11-6 11-8 12-10 森さくら
4 石川佳純 5-11 11-8 11-5 11-7 陳思羽
5

 
木下アビエル神奈川(以下・木下)と日本生命レッドエレフ(以下・日本生命)の一戦は1771人が来場。熱気に包まれた立川立飛アリーナでハイレベルなラリーが繰り広げられた。

それぞれのチームのサポーターによる大声援もTリーグならでは

ここまで負けなしの木下は、前日はシングルスだけだった石川を単複に起用。対する日本生命は平野、早田が不在。「(平野と早田の)2人がいないので厳しい戦いになると思っていた」と村上監督は試合後に語ったが、終わってみればその予感が的中することになった。
木下は第1マッチのダブルスを落としたが、第2マッチで袁雪嬌がパワフルな両ハンドドライブで前田を圧倒すると、第3マッチでは中学3年の木原が森を下す金星をあげた。「木原という若い選手の台頭が今日の収穫だった」と劉燕軍監督は言ったが、石川と袁雪嬌という強力なツートップに加え、木原や今後出場するであろう長﨑美柚という若手が躍動することで木下が他をリードしていくだろう。

日本生命はダブルスで先制したが後が続かなかった

木原の勝利が大きく、木下は負けなしの3連勝

第4マッチで石川が陳思羽にきっちりと勝ち、3連勝を決めた木下。なんといっても石川が3試合全てに出場したことがこの成績に大きく関係している。他のチームの主力選手はワールドツアーを見据えて2戦目からTリーグを欠場したためベストオーダーを組むことができなかった。なお、石川はこの試合を終えてから空港に向かい、深夜便でスウェーデンオープンに向かった。

ハードなスケジュールの中、3試合に出場した石川


ワールドツアー2大会を考慮し、次の開催は11月15日。世界最高峰のリーグに向かってスタートしたTリーグ。その盛り上がりはこれまでの国内大会とはおもむきが違い、例えるならば中国超級リーグとドイツ・ブンデスリーガを足して2で割ったような雰囲気がある。

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