日本ペイントマレッツ | 3–2 | TOP名古屋 |
3勝1敗 | 0勝4敗 |
1 | ◯ | 李皓晴 | 5-11 | 12-10 | 11-9 | 森薗美咲 | |||
田代早紀 | 鄭怡静 | ||||||||
2 | 松平志穂 | 11-7 | 3-11 | 6-11 | 11-4 | 7-11 | 呉穎嵐 | ◯ | |
3 | ◯ | 李皓晴 | 7-11 | 11-6 | 11-5 | 11-6 | 徐孝元 | ||
4 | 中畑夏海 | 8-11 | 4-11 | 6-11 | 鄭怡静 | ◯ | |||
5 | ◯ | 松平志穂 | 12-10 | 徐孝元 |
およそ3週間の中断期間を挟んで、Tリーグが再開。TOP名古屋と日本ペイントマレッツの一戦はビクトリーマッチ、12-10で決着という大熱戦の末に、日本ペイントマレッツが勝利し、これで3連勝。TOP名古屋はホーム・名古屋での初陣を飾れず、開幕から4連敗となった。
1番のダブルスは両ハンドの李皓晴・田代と足を使って攻め込む森薗・鄭怡静の対戦。3ゲーム目終盤までもつれたが、ラッキーなポイントもあり、まずは日本ペイントマレッツが先取点。
2番の松平対呉穎嵐は1ゲーム目序盤から松平の両ハンドが炸裂するも、呉穎嵐も粘りの連打で対抗。1ゲームごとに主導権を奪い合い、もつれた展開となるも、最後までサービスが効いた呉穎嵐が勝利し、TOP名古屋が試合をタイに戻す。
海外選手対決の3番は、李皓晴が2ゲーム目以降は回転量のあるフォアドライブでじっくりと徐孝元のカットを攻略。徐孝元は攻撃も交えて崩しにかかるも及ばなかった。
ここで決めたい日本ペイントマレッツは14日に加入が発表されたばかりの中畑を起用。対するTOP名古屋はエース起用の鄭怡静。積極的な攻めで見せ場を作った中畑だったが、鄭怡静が地力の差を見せて圧倒。4番までで決着がつかず、勝負はビクトリーマッチにもつれ込んだ。
試合ルール変更後初のビクトリーマッチ、日本ペイントマレッツは松平、TOP名古屋は徐孝元が出場。4-4から松平がしゃがみ込みサービスでエースを奪うと、流れが一変。松平が一気にたたみかけて10-5でマッチポイントを握る。しかし、ここから打ち急いだかミスを重ねて、徐孝元が5本連取で10-10まで追いつき、TOP名古屋の応援団で埋め尽くされた観客席もヒートアップ。それでも最後まで崩れなかった松平が、2本連取で熱戦に終止符。日本ペイントマレッツが敵地で劇的勝利を挙げた。
開幕戦こそ敗れた日本ペイントマレッツだが、これで3連勝。三原監督の明るい性格もあってか、どんな状況でもベンチから声援が消えることがなく、チームとしての雰囲気の良さを感じさせる。プレーだけでなく、ベンチワークも全力。団体戦らしい戦いぶりで勝利を重ねている。勢いに乗る日本ペイントマレッツ、17日は大阪で日本生命レッドエルフとの大阪ダービーに臨む。
「アウェーということは気にせず、卓球を楽しもうと話して臨んだ。ダブルスが取れるか取れないかは大きいと思う。初代チャンピオンを目指すことはもちろんだけど、ファンサービスだったり、しっかりした組織作りをしていって、いろんな方に応援してもらえるチームになりたいと思っています」(三原監督)
大声援を受けて戦ったTOP名古屋はあと1本が遠かった。キャプテンの森薗は「リードしている場面もあったけど、最後の1本勝ちきれないというのは何か原因があるんじゃないかと思うけど、それがわかっていない。声援がプレッシャーになることはなくて、すごく力になる。勝負の世界というのは厳しい。勝たないといけないなというのは全員が感じていること。明日も試合があるので、結果と向き合って頑張っていきたい」とコメント。ホームでの2試合目となる明日は開幕から3連勝中の木下アビエル神奈川との対戦。大応援団とともに初勝利を目指す。
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