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Tリーグ

KM東京、逆転勝ちで開幕4連勝!

木下マイスター東京 32 T.T彩たま
4勝0敗 2勝3敗
1 水谷隼 13-15 11-13
黄鎮廷
大島祐哉 鄭栄植
2 松平健太 9-11 11-7 11-13 10-12 平野友樹
3 水谷隼 11-5 10-12 5-11 11-7 11-8 アポロニア
4 張本智和 11-8 11-6 11-8 鄭栄植
5 張本智和 11-7 黄鎮廷

 
開幕戦から負け無しの木下マイスター東京(以下木下)にとって初のホームマッチは、開幕戦と同カードのT.T.彩たまとの一戦となった。
会場となった東京・アリーナ立川立飛には、両チームのファンをはじめ1,331名が観戦に来場。試合前には木下マイスター東京と木下アビエル神奈川の公式サポーターに就任したばかりの大学生アイドルグループ「カレッジ・コスモス」のメンバー&マイスターのマスコット「まいすけ」によるパフォーマンスも行われた。
 
第1試合のダブルス。木下は水谷隼・大島祐哉、T.T彩たまは黄鎮廷・鄭栄植という、全員が世界選手権メダリストという豪華な顔合わせとなった。
両ペアともに動きも良く、台上から攻めてラリーという展開が多く見られ、試合もクロスゲームとなり観客を大いに沸かせた。第1・第2ゲームともにT.T彩たまペアがジュースを制し、まずはT.T彩たまが1点を奪う。

全員が世界選手権メダリストという豪華な顔ぶれによる第1マッチのダブルス


木下・松平健太 vs. T.T彩たま・平野友樹の第2マッチは、多彩なブロックをクールに決める松平と、ガッツを全面に戦う平野という対照的なふたりの対戦となった。気合十分の平野は粘り強さと鋭いフォアハンドで松平を追い詰め、3ゲーム目・4ゲーム目ともに松平に先にマッチポイントを奪われながらも逆転し、ゲームカウント3-1で勝利。
チームカウント0-2とされた木下は、3番でエース・水谷が登場。しかし、T.T彩たまのアポロニアに1-1から1-2といったんリードされるも、さすが水谷。続く4ゲームを取り返し、最終ゲームへ。6-6スタートと緊張感のある中、8-8から3点連取で4番の張本に勝利へのバトンをつなぐ。
 

頼れる男・水谷隼


水谷と好ゲームを展開するも逆転され、敗れたT.T彩たまのアポロニア


 
木下 1-2 T.T彩たま で迎えた第4マッチ。木下の張本は、T.T彩たま・鄭栄植に対し最初の1本目から声を出して気合満点でスタート。鄭栄植にリズムをつかませず、ストレートで撃破。
これで、チームカウントは2-2となり、勝負はビクトリーマッチ(延長戦)へ。
ビクトリーマッチのプレーヤーは、木下は張本、T.T彩たまは黄鎮廷。1ゲーム勝負の独特の緊張感の中、序盤は焦りからか打ち急ぎ感があったが、張本5-4黄鎮廷でのタイムアウト後、落ち着きを取り戻した張本。黄鎮廷を強烈なフォアハンドで打ち抜き、最後は黄鎮廷の3球目フォアドライブをはね返し大きくガッツポーズ! 木下の4連勝を決めた。

開幕4連勝で、満面の笑顔の木下マイスター東京メンバー


 
●試合後の張本コメント
「今まで経験してきた試合の中でもトップクラスの緊張感で、そこで勝ててうれしい。初めてのホームマッチで負けるわけにはいかないと思っていたので、たくさん応援していただきありがとうございました。苦しい展開を勝って4連勝。明日も勝ちます!」

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