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Tリーグ

ろう学校の生徒に、新しい卓球の観戦体験を提供

8月22日、Tリーグは、8月31日(土)にアリーナ立川立飛で開催される「岡山リベッツ vs. T.T彩たま」戦において、新しい卓球観戦体験を提供することを発表した。
これはTリーグと富士通株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:時田隆仁、以下 富士通)によるもので、同試合に東京都立立川ろう学校の生徒約30名を招待し、音をからだで感じるユーザインタフェース「Ontenna(オンテナ)」を活用した新しい卓球の観戦体験を提供する。
「Ontenna」は、髪の毛や耳たぶ、えり元などに装着し、振動とひかりによって音の特徴をからだで感じる新しいユーザーインタフェース。約60~90dBの音を256段階の振動と光の強さに変換して伝達し、音源の鳴動パターンをリアルタイムに変換することで、音のリズムやパターン、大きさを知覚することを可能とする。
今回の試合では、卓球台に設置したマイクの音声を元に、「Ontenna」を制御するコントローラーが複数の「Ontenna」へ卓球台で球が弾む音などをリアルタイムに変換し伝達。試合の音を「Ontenna」の振動によりダイナミックに体感し、打球のリズムや強さを感じることができる。
今後、Tリーグと富士通は「Ontenna」を活用し、聴覚障がい者と健聴者が共にスポーツ観戦を楽しむことができる共生社会の実現を目指していく。
 
■「Ontenna」サイト
https://ontenna.jp
 
※「Ontenna」は、富士通が社会課題の解決に向けて推進するオープンイノベーション活動で取り上げているアイテムの名称。

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