10月24日、東京・アリーナ立川立飛にて『日本生命「未来応援プロジェクト」Tリーグ選抜対高校3年生 卓球ドリームマッチ」が開催され、Tリーガーと高校3年生が団体戦で対戦。試合は1週間以上前に終了していたが、テレビ放送終了を待っての情報解禁となった。
このプロジェクトは特別協賛企業の日本生命保険相互株式会社のほか、学校法人片柳学園（日本工学院専門学校）、株式会社湖池屋、株式会社タマスが協賛となって開催。新型コロナウイルスの影響で、インターハイをはじめとした全国大会が中止となった高校3年生の選手たちに思い出となるような特別な試合の機会を設けることを目的に行われた。試合には今年3月の高校選抜、8月のインターハイ、9月の国体の開催予定地だった千葉県、岩手県、鹿児島県の選手と、今年1月に行われた高体連冬季強化合宿の参加選手から選ばれた高校3年生9名が出場。名だたるTリーガーたちに胸を借りた。出場選手、試合結果は下記のとおり。
【Tリーグ選抜 8-1 高校3年生】
○加藤美優 6、-5、4 木塚陽菜
○森薗政崇 8、8 天野一樹
○水谷隼 8、6 手塚崚馬
○早田ひな 2、2 小林美優
○水谷隼 4 鈴木ひかる
浜本由惟 5、-7、-9 岡田琴菜○
○松平健太 8、-10、5 齋藤佳永
○鈴木李茄 2、-10、4 福原結衣
○吉村真晴 6、7 池田陽翔
※5番は男女での対戦で1ゲームマッチ
〈Tリーグ選抜〉
男子：水谷隼（木下マイスター東京）、松平健太（T.T彩たま）、吉村真晴（琉球アスティーダ）、森薗政崇（岡山リベッツ）
女子：鈴木李茄（トップおとめピンポンズ名古屋）、浜本由惟（木下アビエル神奈川）、加藤美優（日本ペイントマレッツ）、早田ひな（日本生命レッドエルフ）
〈高校3年生〉
男子：池田陽翔（専大北上・岩手）、天野一樹（遊学館・石川）、齋藤佳永（千葉経大附・千葉）、手塚崚馬（明徳義塾・高知）
女子：小林美優（宮古商工・岩手）、鈴木ひかる（大成女子・茨城）、岡田琴菜（明徳義塾・高知）、木塚陽菜（済美・愛媛）、福原結衣（鹿児島女子・鹿児島）
試合のほうはTリーグ選抜がさすがの実力を見せて8-1で勝利。高校3年生も昨年のインターハイ準優勝、岡田が浜本から勝利をあげ、ゲームを奪う試合もあった。
トップバッターの木塚は加藤の揺さぶりに食らいつく
水谷に挑んだ手塚だったがテクに屈した
高校生で唯一勝利をあげた岡田
カメラの前での受け答えも堂々
齋藤は安定した両ハンドで松平からゲームを奪取
福原もアグレッシブな攻めでゲームを奪う
小林と鈴木は高校卒業を持って卓球を引退するということで、この試合がラストゲームに。鈴木は「憧れ」という水谷に挑み、小林は全日本チャンピオンの早田と対戦。卒業後はネイリストを目指して専門学校へ進むという小林は「父と母には今まで支えてもらったので、今日の試合が少しでも恩返しになれば」とコメント。Tリーグ選抜の選手たちも真剣勝負で高校3年生たちに応え、試合後には各々対戦相手にこれからに向けてエールを贈った。
この試合が引退試合となった小林
鈴木は「憧れ」と語る水谷と対戦
プレーで、言葉でエールを贈ったTリーガーたち
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