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Tリーグ

KA神奈川が驚異の開幕7連勝!10月28・29日の試合結果

10月 28・29日に男女合計7試合が行われた『ノジマTリーグ2023-2024シーズン』。神奈川・カルッツかわさきでは木下マイスター東京、木下アビエル神奈川のホームマッチが男女各2試合ずつ開催され、男女ともに2連勝を果たした。

KM東京が28日対戦したのは、8月に0-4で敗れている静岡ジェード。この日の主役となったのが、今季初めての単複起用となった松島輝空だ。1番では及川瑞基とのダブルスで、元全日本王者ペアである森薗政崇/三部航平(静岡ジェード)に2-1で勝利。4番では三部と対戦し、第1ゲームを7-3リードから逆転で奪われる苦しいスタートとなったが、ロングサービスを多用して中陣からのラリーで得点を重ねると、フルゲームで辛勝。チームの勝利に大きく貢献した。

一方の静岡は惜しくも敗れたものの、Tリーグ初出場の坂井雄飛が3番で大島祐哉に勝利するなど、確かな収穫を得た。

1番で勝利し、チームに勢いをもたらした松島(左)/及川

4番で三部に競り勝った松島

大島に対してゲームカウント0-2から逆転勝利し、鮮烈なTリーグデビューを飾った坂井

 

29日にはT.T彩たまと対戦。1番の松島/大島が小林広夢/曽根翔(T.T彩たま)に敗れたものの、2番で戸上隼輔(KM東京)が英田理志(T.T彩たま)に、3番で松島が木造勇人(T.T彩たま)にそれぞれ競り合いながらも勝利。しかし4番の及川が曽根に敗れ、勝敗の行方はビクトリーマッチに託された。

ビクトリーマッチに木下が送り出したのは戸上、対するT.T彩たまは英田を起用。カットマンながら積極的に攻撃を仕掛ける英田に対し、「ブロック力が以前よりも向上した」と試合後に語った戸上は、英田の攻撃をうまくかわしながら持ち味である攻撃的なプレーを貫く。互いに譲らぬシーソーゲームとなったが、最後は英田が3球目でミドルにきたボールを打ちきれず、11-9で戸上に軍配。KM東京はこれで今季7勝目、勝ち点を24に伸ばしリーグ首位に浮上した。

T.T彩たまは敗れたものの、勝ち点1を獲得。これにより最下位を脱出し、5位に浮上した。

鋭く突き刺さるようなフォアドライブで得点を重ねた戸上

8月のTリーグで敗れている英田に対し、2番とビクトリーマッチで見事勝利を収めた

T.T彩たまはエースの曽根が単複で勝利するも、チームは勝利に一歩届かず

ホームマッチ2連勝で首位に浮上したKM東京

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