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早くも中国選手の渡航禁止が解除。翻弄されるTリーグ

10月26日に中国卓球協会の指示を受け、来日していた中国選手が一斉帰国、また来日予定だった中国選手のTリーグ参戦も一度は停止となっていたが、週をまたいで一転、中国選手のTリーグ参戦がOKとなった。

そもそも、時系列で見れば、日本卓球協会が10月25日にITTF(国際卓球連盟)に対して、ITTF混合団体ワールドカップのエントリーをしなかったことがことの発端となり、主管協会の中国卓球協会が日本に対して「Tリーグ参戦している中国選手の引き揚げ」を指示したことが容易に想像できる。
しかし、週をまたいで中国側の態度が急変し、日本への渡航禁止も解除され、11月5日にはTリーグの琉球アスティーダには、いったん帰国したはずの徐晨皓(登録名ジョ・シンコウ)がプレーしていた。

日本卓球協会、中国卓球協会、ITTFの間で何らかの調整が入ったと想像できるが、事実はわかっていない。かつITTF混合団体ワールドカップに関しての情報はいまだ流動的である。いずれにしても、今回の一件が大事にならずに、短い期間で軟着陸したことに関係者は胸をなでおろしている。

写真提供:Tリーグ/アフロ

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