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メーカー情報

これはなんだ!? 卓球業界をざわつかせている『サイバーシェイプ カーボン』の情報を独自入手。

北欧の卓球ブランド『スティガ』は、自社工場による高品質かつ洗練されたデザインのラケットが有名だ。近年では『DNA』シリーズのドイツ製ラバーも好調。中国ナショナルチームからの信頼も厚く、長く用具サプライヤー契約を結んでいる。

 

そのスティガのスウェーデン本社が、自社サイトやインスタグラムなどで新製品ラケットを紹介している。『サイバーシェイプ(CYBERSHAPE)』と名付けられたラケットを見てみると……。なんだこれは!? これまでに見たこともない斬新なブレード形状が目に飛び込んできた。

一見すると色物的なラケットに見えてしまうが、あのスティガが粗末なラケットを開発し、発売するわけがない。SNSからだけではなく、卓球王国の独自ルートを使って、スウェーデン現地や関係者から『サーバーシェイプ カーボン』にまつわるいくつかの情報を入手したので紹介したい。

 

まずはスティガ本社からの『サイバーシェイプ カーボン』開発についてのコメントだ。

「すべてのシェークハンドラケットは、伝統的な丸い形をしている必要はあるのだろうか?

1880年代以降、シェークハンドのブレードはほぼ同じ形状だ。スティガはラケットの新たな特性を見つけるべく、数年間にわたってこれまでにないタイプのラケットの開発とテスト、そして改良に取り組んできた。そして今、私たちはその結果(成果)を発表できることをとても誇りに思っている。『サイバーシェイプ』は、これまでに見たこともなく、経験したことのない独特の特長を持つ六角形のラケットだ。

『サイバーシェイプ』を開発する際に、その形状が打球感に悪影響を与えないことが重要だった。人間の感覚は非常に主観的であり、すべてのプレーヤーがそれぞれに好みを持っている。そのためトップのプロ選手だけでのテストではなく、独自のラボを作り、個人の好みに依存しないデータを取得した。『サイバーシェイプ』は主観的な好みではなく、テスト結果と客観的な評価に基づいて研究、開発することを早い段階で決定した」

独自入手した『サイバーシェイプ』。グリップのレンズはグリーンだ

 

この『サイバーシェイプ』のグリップのレンズはパープルのようだ

 

『サイバーシェイプ』は、シェークハンドで2種類のグリップ、中国式ペンもあるようだ(日本発売は未定)