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Tリーグ

【卓球】3月2日からTリーグプレーオフ、出場選手が意気込み語る

明日、3月2日から東京・アリーナ立川立飛で行われる『ノジマTリーグ 2021-2022シーズン プレーオフ』。男子のプレーオフファイナル、女子のプレーオフセミファイナル・ファイナルの日程は下記のとおり。

3月2日(水) 試合開始:19:00 ●女子プレーオフ セミファイナル
【日本ペイントマレッツ vs. 九州アスティーダ】

3月3日(木) 試合開始:18:30 ●男子プレーオフ ファイナル
【木下マイスター東京 vs. T.T彩たま】

3月4日(金) 試合開始:18:30 ●女子プレーオフ ファイナル
【日本生命レッドエルフ vs. セミファイナルの勝利チーム】

今シーズンから5チームになった女子では、2位の日本ペイントマレッツと3位の九州アスティーダによるセミファイナルが行われる。プレーオフの特別ルールとして、セミファイナルではビクトリーマッチを除くすべてのマッチで、レギュラーシーズン2位の日本ペイントマレッツの選手/ペアに1ゲームのアドバンテージが与えられる(セミファイナルのみ)。

今日12時から行われたリモート会見に臨んだ佐藤瞳選手(九州アスティーダ)は、この特別ルールについて「いつも以上に出足のゲームが重要になるし、こちらとしては向かっていって取りにいくだけ」とコメント。一方、対戦する日本ペイントマレッツの芝田沙季選手は「1ゲーム目を取って2-0にするか、落として1-1になるかで気持ちの部分が大きく変わるし、有利ではあるけれど前半勝負ですね」とコメントしている。

4連覇を目指す日本生命レッドエルフは、破竹の9連勝でレギュラーシーズンを終えた。ベストメンバーで戦えない時期にも常にチームを支えてきた森さくら選手は、「来日できない外国選手のチームメイトの気持ちも背負って戦っていきたい。4連覇に挑戦するというのは私たちにしかできないことなので、みんなで気持ちをひとつにして全力で4連覇をつかみ取りたい」と力強く抱負を語った。

日本生命レッドエルフのムードメーカーである森さくら選手。闘志満々で4連覇に挑む

男子は2シーズンぶり3回目の優勝を狙う木下マイスター東京と、初のプレーオフ進出を果たしたT.T彩たまがファイナルで激突する。両チームのレギュラーシーズンの対戦成績は木下の4勝3敗で、まさに実力伯仲(はくちゅう)。T.T彩たまの神巧也選手は、「今季の彩たまは若手とベテランの切磋琢磨がチームの強さにつながっている。ファイナルに行ったからには優勝したいし、木下さんは常勝チームなのでこちらとしては向かっていくだけです」と語った。

レギュラーシーズンの最優秀選手にも輝いた、木下マイスター東京の及川瑞基選手は、ビクトリーマッチでも4勝を挙げる活躍を見せた。「シーズンの序盤で張本(智和)選手が出場していない中、自分の中で責任感がすごくあって、自分が勝って張本選手が戻ってきた時に少しでも楽をさせたいと思っていた」とコメント。エースの責任感と、クラブチーム時代の後輩である張本への気遣いをのぞかせた。「どのチームが来ても良いよう、自分たちはしっかり準備をして戦うだけです」と静かな闘志を燃やしている。

レギュラーシーズンでシングルス19勝を叩き出した及川瑞基選手。王座奪回のキーマンだ

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