8月19日、埼玉・越谷のイオンレイクタウンで行われた、ノジマTリーグの2024-2025シーズンの開幕記者会見。今年はメディアだけでなく、初めてファンにも公開される形で行われた。
会場には男女各6チーム、計12チームの選手が登場。最も注目を集めたのは、パリオリンピック・日本女子代表として女子団体銀メダル獲得に貢献した張本美和(木下アビエル神奈川)。帰国後の慌ただしいスケジュールの疲れも見せず、「パリではたくさんのお客さんの目の前で試合をする、とても貴重な経験ができた。それをTリーグで生かして勝っていけるように頑張りたい」と笑顔で抱負を述べた。
「美和スマイル」で会場を盛り上げた張本美和。会場から「美和ちゃ〜ん!」の声援も飛んだ
金沢ポートの松平健太は背番号を昨季の「37」から「11」に変更。「能登半島地震の発生が1月1日で、自分自身も忘れないように11を背番号にして戦うことを決めました」と語った
12チームを東西に分けての「東西オールスター対抗」では、的当てや来場したファンからのサービスエース合戦などで会場を盛り上げた。もう少しトップクラスのテクニックを披露する場があっても良かったように思うが、迫力あるラリーはぜひTリーグの会場で、というところか。
来場したファンを相手に、サービスエースをビシビシ決めたトップおとめピンポンズ名古屋の安藤みなみ
また一般社団法人Tリーグは、2022年に新設した『ウエルネスパートナー(卓球を愛するすべての人々の健康増進を共通のテーマとした共創型パートナーシップ)』として、イオンリテール株式会社との契約締結を発表。
一般社団法人Tリーグの宮﨑義仁・理事長補佐(左)と、ウエルネスパートナー契約を結んだイオンリテール株式会社の井出武美・代表取締役社長
開幕会見の会場となったイオンレイクタウンでも、昨シーズンにT.T彩たまのホームゲームが行われるなど、「イオン✕卓球」でTリーグに新たな風を吹き込んでいる。今シーズンも現時点で、10月26・27日にイオン新浦安ショッピングセンター、11月3・4日にイオンモール岡山でTリーグが開催予定。選手との交流イベントなども実施していく予定だ。
多くの人の目に触れるイオンでのTリーグ開催は、卓球の普及にも貢献する部分が大きい
ノジマTリーグの2024-2025シーズン開幕戦は、8月24日(土)に男子の木下マイスター東京対静岡ジェード、25日(日)に女子の木下アビエル神奈川対日本生命レッドエルフがともに東京・代々木第二体育館で行われる。会場外には観戦チケットがなくても楽しめる「バタフライガーデン」が設置されるなど、代々木が卓球で盛り上がる2日間になりそうだ。ぜひ会場に足を運んでみよう!