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大会報道

【新潟全中】女子団体戦、星槎が四天王寺に3-0で完勝し2連覇達成

全中(第55回全国中学校卓球大会)最終日は、午前中に団体戦準決勝・決勝が行われた。女子準決勝で激闘となったのが星槎と貝塚二の試合。21で迎えた4番、藤本と佐藤の対決は、奇しくも前日の個人戦4回戦の再戦に。個人戦では佐藤が接戦を制したが、団体戦の重要な場面で藤本がゲームオールの死闘を制してリベンジ。チームに勝利をもたらした。

大一番となった佐藤と藤本の対戦は、両者気合充分。佐藤(奥)が追い上げを見せたが、藤本が振り切った

また、快進撃を続けた越谷富士は四天王寺と対戦。結果は四天王寺が1ゲームも落とさない完勝となったが、トップで永山が新谷と前陣での激しい打ち合いを見せるなど、越谷富士は力を出し切り全中を終えた。越谷富士は、今大会の女子団体戦を盛り上げる大きな存在感を示した。

2つのクラブチームに所属する5選手と、部活動の3選手によるチーム編成の越谷富士。部活とクラブチームの協力体制による活動は、今後の中学卓球部のあり方のひとつを示すものとなる

そして迎えた決勝は昨年に続いて星槎と四天王寺の対決。12番の主力対決はいずれも激戦となったが、髙橋青葉が思い切りの良い攻撃を見せて新谷にフルゲームで勝利。藤本と井上の試合も、藤本のパワーのあるドライブに対し、井上もバックストレートのエースボールを連発するなど一進一退の攻防で最終ゲーム・ジュースまでもつれたが、準決勝に続いて大黒柱の藤本が勝ちきった。1・2番を取ったことで勢いのついた星槎は、3番ダブルスと、2台並行で行われた4番、ともに押せ押せムード。村山・南が3ゲーム連取で一気に優勝を決めた。星槎は男女アベック優勝、そして昨年に続く2連覇で、新時代到来を告げる今年の全中となった。

決勝は結果は3-0となったものの、1・2番とも接戦で、紙一重の勝負だった。写真は藤本と井上の対戦

女子団体戦準決勝
〈星槎 31 貝塚二〉
瓜生 -8,-2,4,-9 香川◯
◯髙橋青 5,7,8 伊藤
◯村山・南 9,7,8 深山・三島
◯藤本 7,-8,10,-9,10 佐藤
高橋美  佐久間

〈四天王寺 30 越谷富士〉
◯新谷 5,5,8 永山
◯渡邉 6,3,2 秋元
◯栗田・大山 4,6,4 黒田・齋藤
井上  佐々木
渡会  森﨑

女子団体戦決勝
〈星槎 30 四天王寺〉
◯髙橋青 -6,-9,5,4,9 新谷
◯藤本 -8,4,-6,6,10 井上
◯村山・南 5,3,11 栗田・大山
瓜生  渡会
高橋  渡邉

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