卓球王国 2024年4月22日 発売
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40年前に存在していた美味しそうな(?)チョコレートラバーを見つけた

 

1980年当時に発売されたグリーンの「マークV」。40年前のからラバーだ

 

 

5月17日に全国書店、卓球ショップで発売になる別冊『卓球グッズ2022』。卓球の用具好きにはたまらない、1年に1度の「恋い焦がれる卓球グッズ発売の日」なのだ。
その中で今回、レトロなラバーを紹介している。
1960年代から80年代にかけて発売されたラバーで、保存状態も極めて良好。コレクターは茨城で卓球ショップ「きゃんすぽーつ」を営んでいる真中(まなか)康之さん。
情報元は卓球コラムニストの伊藤条太氏。
茨城権坂東市に向かい、恐る恐るショップのドアを開ける。迎えてくれた真中さんはいたって普通に見えた(!)。挨拶もそこそこに卓球台のある部屋に足を踏みいれたら、往年の名ラバーが所狭しと並べられている。
「なつかしすぎ〜〜」
だって、60年前の幻のラバーもあるのだから。
撮影しながら真中さんの話を聞く。やはり「普通」ではない。中学生の時に卓球を始める時に、兄の影響で卓球そのものよりも用具への興味が先行したというのだ。そもそも60年前のラバーなのだから現在使えるわけでもないのに手放せないという愛着。しかも、何の変哲もないラバーパッケージへの飽くなき執着。
「このフェイントロングのパッケージ、最初はイボ高と印刷されていたのに、途中から粒高になっているんですよ、ウフフ。こういうのがたまらないですね」
卓球台に並べてもらうと、すごいラバーが出てくる。琥珀色のラバー「トルネード」(ヤサカ)だな、うわ、「マークV」(ヤサカ)のグリーンもある。極めつけは「征服」(アームストロング)のチョコレート裏ソフト! 初めて見たな。
バタフライの「オールラウンド」「テンペスト」は60歳以上の卓球愛好者ならお世話になったやつですね。
原題は「狂気のコレクター」だったのだが、真中さんに失礼と思い、「コレクション・ラバー」に変更した。ラバー(Rubber)とLover(愛人)をかけて、ひとひねりしました。別冊卓球グッズ、どうぞ御覧ください。

★別冊『卓球グッズ2022』詳細はこちら

50、60年前のラバーに囲まれるコレクター真中さん

 

 

 

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