1月14日に行われた韓国オリンピック委員会(大韓体育会)の会長選挙で、元国際オリンピック委員会(IOC)委員である前韓国卓球協会会長の柳承敏氏が会長に当選した。
柳承敏氏は2004年アテネ五輪の金メダリストで、2013年に現役を引退した後、国際オリンピック委員会のアスリート委員として活動し、昨年2024年2月には釜山での世界選手権を見事に成功に導いた。
14日の大韓体育会の投票では、1209票のうち417票、34.5%の得票率で当選。現職の李起興(イ・ギフン)氏が有利とされる中、柳承敏氏は36票差で1位となった。
柳承敏氏は選手時代、ペンホルダーのドライブ型、強烈なパワードライブと優れたフットワークを持ち味としていた。アテネ五輪ではワルドナー(スウェーデン)や王皓(中国)を破り、「アテネの奇跡」と称される優勝を果たした。
現役引退後、2016年のオリンピック委員会選挙でも積極的に活動し、選手に寄り添った選挙活動でアスリート委員に当選した実績を持つ。
柳氏は昨年、オリンピック委員会の会長選に集中するため韓国卓球協会の会長を辞任していた。まだ42歳の若さで、堪能な英語と誠実な人柄、そして実行力でついに韓国のオリンピック委員会の頂点に立った。
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