2月23日まで、中国・深センで開催中のアジアカップ。昨日(20日)、第1ステージ(グループリーグ)第2試合が行われた。
まず、日本男子は、第1試合で19歳の左腕・黄友政(中国)に1-3で敗れていた張本智和(智和企画)が呉晙誠(韓国)に3-0で完勝し、今大会初勝利を挙げた。2ゲーム目は8-10と相手に先にゲームポイントを握られながらも、前陣での攻撃に徹して逆転で奪った。
篠塚大登(愛知工業大)はシンガポールスマッシュ三冠で世界ランキング1位の林詩棟(中国)に0-3で敗戦し、グループリーグ2敗。ゲームは奪えずとも1・2ゲーム目は競り合い、林詩棟に「彼のサービスと連続攻撃は、ぼくを大いに苦しめた」と言わしめた。
松島輝空(木下グループ)、戸上隼輔(井村屋グループ)はそれぞれ梁靖崑(中国)、張禹珍(韓国)に1-3で敗れ、グループリーグ1勝1敗。松島は豪快なフォアドライブやバックカウンターで相手を押す展開も見られたが、勝負所となった3ゲーム目を落とし、4ゲーム目も流れを変えられず。戸上は1ゲーム目を先取し、2ゲーム目は5-9から9-9に追いつく粘りを見せたが、取り切れなかったのが痛かった。
宇田幸矢(協和キリン)はシンガポールスマッシュでも対戦した王楚欽(中国)にストレートで敗戦。3ゲーム目は5-2とリードを握るも、ペースを掴みきれず、グループリーグ1敗を喫した。
第1試合を全員が勝利で飾った日本女子では、平野美宇(木下グループ) が王芸迪(中国)に1-3で敗戦。6-2とリードを奪った2ゲーム目を取りたかった。
大藤沙月(ミキハウス)は石洵瑶(中国)、早田ひな(日本生命)は鄭怡静(チャイニーズタイペイ) 、伊藤美誠(スターツ)は蒯曼(中国)にそれぞれ2-3で惜敗。
大藤は、最終ゲーム7-7まで食らいついたが、そこから石洵瑶の攻撃が冴えた。早田は1-2で迎えた4ゲーム目を取り返し、最終ゲームに持ち込んだが、出足で主導権を握れなかった。
伊藤は1-1で迎えた3ゲーム目を5-10から逆転で奪い、4ゲーム目も中盤もリードするなど、勝機は十分あったが、試合終盤は得意の強打にミスが続いた。
一方、張本美和(木下グループ/上写真)は、申裕斌(韓国)に3-1で勝利。日本選手唯一のグループリーグ2戦全勝で本日(21日)行われるグループリーグ最終戦に挑む。
なお、本日行われる日本勢の試合予定は下記のとおり(※すべて日本時間)
12:35〜 篠塚大登 vs. 黄鎮廷(香港)
12:35〜 松島輝空 vs. アチャンタ(インド)
12:35〜 張本美和 vs. アカシェワ(カザフスタン)
13:10〜 宇田幸矢 vs. No.アラミヤン(イラン)
13:20〜 張本智和 vs. Ni.アラミヤン(イラン)
14:20〜 平野美宇 vs. 金娜英(韓国)
19:00〜 戸上隼輔 vs. 馮翊新(チャイニーズタイペイ)
19:35〜 大藤沙月 vs. A.ムカルジ(インド)
20:45〜 早田ひな vs. ゴルパデー(インド)
21:55〜 伊藤美誠 vs. 曾尖(シンガポール)
写真=WTT
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