琉球アスティーダ | 0–4 | T.T彩たま |
6勝15敗 | 10勝10敗 |
1 | 有延大夢 | 9-11 | 8-11 | 鄭栄植 | ◯ | ||||
丹羽孝希 | 平野友樹 | ||||||||
2 | 陳建安 | 8-11 | 5-11 | 9-11 | 黄鎮廷 | ◯ | |||
3 | 丹羽孝希 | 10-12 | 6-11 | 6-11 | 鄭栄植 | ◯ | |||
4 | 荘智淵 | 11-4 | 9-11 | 8-11 | 3-11 | 吉村真晴 | ◯ | ||
5 |
どちらも負けられない一戦だ。
琉球アスティーダにとっては、シーズン最後の試合。しかもホームでの千秋楽だけに、勝ってシーズンを終えたい。そしてT.T彩たまは今日勝たないと、シーズン勝ち越しの目がなくなってしまう。「4-0のオーダーです。狙いどおりの当たりです」と試合前に坂本監督は自信の表情。
両チームがっぷり四つのガチンコオーダーは、激戦が予想されたが、まさかの坂本監督の言葉どおりになった。
ダブルスはT.T彩たまが先勝。鄭栄植の鋭いカウンターブロックが随所に炸裂し、点数は競ったが要所をしめた。相手のチキータを読んだ平野のロングサービスも決まるなど、読みの鋭さも光った。
2番では黄鎮廷がサービス・3球目で有利に立ち、ストレートで陳建安を下す。滑るように入る黄鎮廷のサービスは、上と下がわかりづらく、ほぼ同じ弾道のため、非常にわかりづらい。陳建安はツッツキ、ストップがコントロールできず、黄鎮廷に3球目攻撃で狙い打たれた。3ゲーム目は陳建安がリードしていたが、黄鎮廷が足を動かして大きなラリーを制し、逆転でこの試合を物にした。T.T彩たまが2-0とリードし、ホーム琉球は苦しい立ち上がり。会場からの「GO!GO!アスティーダ」の声に応えたい。
しかし、一度渡した流れは戻らない。3番に登場したT.T彩たまの鄭栄植はスタートからエンジン全開。丹羽が狙い打てないほどの前陣強ドライブを連続で打ち込んでくる。バックハンドの打球点の早さもあり、丹羽が逆を突かれる場面も多かった。パワーでも速さでも丹羽を上回った鄭栄植。丹羽に仕事をさせなかった。
4番でも吉村が素晴らしいプレーで荘智淵を下し、勝ち点4をゲット。荘智淵のコースを完璧に読み、4ゲーム目は荘智淵が何を打っても吉村のカウンターが待ち構えており、為す術なしだった。
これで琉球アスティーダのレギュラーシーズンの試合はすべて終了。
6勝15敗・勝ち点24、最下位という厳しい結果だったが、試合後の挨拶では会場に集まったファンからは暖かい声援と拍手を送られた。
「琉球ゴールデンキングス(バスケット/Bリーグ)も初年度は最下位からスタートしました。来期こそファイナルへ行き、優勝します」と早川球団社長。
来期に琉球アスティーダがどう変化するか、期待したい。
そして勝利したT.T彩たまも木下マイスターとの最終試合が待っている。来期につなげるプレーを見せたいところだ。
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