優勝した張本智和と早田ひな
3位決定戦では男子は吉山、女子は木原が勝利し、3位となった。
森薗のコメント「試合で負けたけど、自分の名前入りのタオルを持っている人がいてうれしかった。今回、プレーして楽しかった。こういう大会を開催していただいたリーグとノジマさん、ありがとうございました」
吉山のコメント「尊敬している森薗さんに勝てて嬉しい。試合は楽しかったけど、こういう(コートでの)インタビューのほうが緊張します」
●男子3位決定戦
吉山僚一(岡山リベッツ) 10、9、8、−9、8 森薗政崇(岡山リベッツ)
●女子3位決定戦
木原美悠(木下アビエル神奈川) 6、9、4、6 芝田沙季(日本ペイントマレッツ)
1月の全日本選手権では張本を破っている吉村だが、決勝の張本に歯が立たなかった。唯一1ゲームの終盤にジュースになり、見せ場を作ったが、ミスのない張本の両ハンドを崩すには至らなかった。張本は、さすが世界4位の強さを見せつけ、初のTリーグ ノジマカップ個人戦の初代チャンピオンとなった。
吉村のコメント「優勝を狙ってきましたが。決勝は足元にも及ばなかった。ただ篠塚、丹羽、吉山を苦しい試合を自分らしいプレーで乗り超えることができた。決勝では今の自分の悩みや迷いが出てしまった。張本の『圧』を感じた」
張本のコメント「昨日の戸上さんの試合は苦しくて、ある程度吹っ切れて今日は試合ができた。伸び伸びプレーできました。Tリーグの団体戦も見に来てください」
●男子決勝
張本智和(琉球アスティーダ) 10、3、7、4 吉村真晴(琉球アスティーダ)
男子2位の吉村
優勝の張本
昨シーズンまで日本生命レッドエルフに所属していた平野は今シーズンから木下アビエルに移籍。ベンチに座るのはジュニア時代に平野が飛躍するきっかけを作った中澤コーチだ。
1ゲーム目の立ち上がり、0−2から平野が7本連取し、ゲームの流れに乗り、11−8で平野が先取。しかし、すぐさま早田は2ゲーム目を取り返し、互角の出足。3ゲーム目は10−10から2本連続、早田が攻めて得点し、12−10で取った。
4ゲーム目、平野がリードしたが、早田が6−5と逆転したところで平野がタイムアウト。9−9、10−10から早田は攻め続け、12−10で連取し、優勝まであと1ゲームとなった。
5ゲーム目、早田の攻撃の勢いは止まらない。10−4から最後は早田がバックドライブをストレートに打ち抜き、優勝を決めた。
早田のコメント「優勝できて嬉しい。2日間、悪天候の中、見に来てくれてありがとうございます。会場は150%楽しい雰囲気でした。日本生命レッドエルフ、5連覇を目指します」「試合の流れというよりは1本1本プレーに集中することができました。
平野のコメント「準決勝までは自分の試合ができていて、決勝も調子は悪くなかったけど、自分の有利になる場面が少し少なかった気がします。試合をやるごとに調子も出てきて、自信がついてきました」
両ハンドにさらに威力が増した早田
2位の平野も充実のプレー
●女子決勝
早田ひな(日本生命レッドエルフ) −8、5、10、10、4 平野美宇(木下アビエル神奈川)
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