卓球王国 2022年9月21日 発売
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インタビュー

日本最強のペンドラ松下大星「ペンはシェークに勝てる。やれることの幅が全然違う」

オールドファンはこのフォアハンドの写真を見ると、父・雄二を思い出すはずだ

 

●不思議なのは、大学3年から練習をやっていたとはいえ、社会人で練習は2時間くらいなのに成績は上がっているね。
松下 それはぼくもわからないんですよね。ただ、違うのは練習でも試合でも考えてやるようになりました。そのくらいしかないんですよね。仕事をやりながらだけど卓球をちゃんとやらないといけないと思っています。正直自分でも(強くなった理由が)わからないです。

●卓球王国にもペンホルダーの読者とか、ペンに興味を持っている人が多い。松下大星のポーランドリーグ参戦、という情報を流しただけで、アクセスが多いとか。それが松下大星の人気なのか、珍しいペンの人気なのかがわからない(笑)。
松下 それはペンホルダーの人気じゃないですか。ぼくの周りにもペンの人はいないし。会った人に、「ペンホルダーの裏面はどうしたらいいですか」と聞かれることは多いです。

●ペンだけど、表面でのバックブロックとはできないんだよね?
松下 そうなんですよ。できないです。

●この間、撮影の時に表面でのブロックしてもらったら、すごくぎこちなくて、でもそのフォームはお父さんに似ていた(笑)。
松下 そうなんですか(笑)。

●バックのツッツキは?
松下 裏面です。ただフォア前に来ると思った時にバックに来た時に反射的に表面でバックのツッツキをする時はあります。それ以外のバックは全部裏面です。

●裏面を打つ時に伸ばしている指にボールが当たることはないのかな。ブロックとかでも。
松下 ないですね。ブロックでもラケットの先端にボールを当てるので指には当たらないです。

●卓球界の貴重なペンホルダーとして感じることは?
松下 最近、ペンのおじいちゃんとかでも裏面を始めたという声を聞きますね。そういうのを聞くと嬉しいですね、ひとりのペンホルダーとして素直に嬉しい。

●お父さんは卓球王国最新号で「超一流のペンと超一流のシェークを戦わせたら、勝つのはペンだ」と語っています。
松下 それはぼくもそう思いますね。やれることの幅が全然違うし、自然にペンはナチュラルにボールが変化します。意識はしてないけど、ボール自体は普通とは違いますね。回転量が読めないとか、当たり方がわからないと相手に言われます。サービスもペンのほうが有利です。シェークにも対抗できます。

●平塚でのTリーグ ノジマカップの丹羽戦も惜しい試合だった。
松下 ぼくも勝ちたかったです。丹羽さんの「圧」に負けました。大学2年以来の対戦で、その時にはケチョンケチョンにやられています。競る試合になってきたので、ぼくも少し成長してます(笑)。

●最後にポーランドリーグの話も聞きたいけど、東京での撮影後、焼き肉を食べながら、高木和くんからのお誘いが実を結びました(笑)。
松下 良かったです。ありがとうございます(笑)。会社の方もすごく優しくて、理解していただいて、「行って来い、行って来い」と言っていただきました。本当にありがたいです。ポーランドリーグは10月に行きます。たくさん試合に出たいです。不安はなくて、本当に楽しみですね。これは大事にしたい。これからクローバーでもポーランドでもがんばります!

(文中敬称略)

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卓球王国最新号で技術面でのチェックポイントを紹介

まつした・たいせい
1996年8月5日生まれ、熊本県出身。愛工大名電中、名電高、愛知工業大。2019年からクローバー歯科カスビッズ所属。2022年1月の全日本選手権でシングルスベスト8、アジア競技大会日本代表。ペンホルダードライブ型、裏面打法の第一人者。父は世界選手権元日本代表の松下雄二、母も日本代表の旧姓・下長智子。SNS上では「卓球界の小栗旬」とささやかれているイケメンプレーヤー。Tリーグでは琉球アスティーダに所属

 

卓球王国最新号での松下大星特集

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