東京・エスフォルタアリーナ八王子で行われていた第43回ロートカップ全国ホープス卓球大会は全日程が終了。女子は田阪卓研が優勝を果たした。
【女子】
●準々決勝
田阪卓研(京都) 3-1 偉関TTL(東京)
T.T彩たま(埼玉) 3-0 卓桜会栃木卓球センター(栃木)
羽佳卓球倶楽部(東京) 3-2 岸田クラブA(神奈川)
マエタク(群馬) 3-1 新発田ジュニアA(新潟)
●準決勝
田阪卓研 3-0 T.T彩たま
羽佳卓球倶楽部 3-1 マエタク
●決勝
〈田阪卓研 3-0 羽佳卓球倶楽部〉
○松島愛 3-0 森
○松島美 3-0 井上
○松島美/西面 3-1 小松/森
女子は一昨年3位、昨年準優勝と1年ごとに順位を上げた田阪卓研が初優勝。2017・2019年大会の男子に続く優勝で、松島美空・愛空姉妹は兄の輝空(木下グループ)と翔空(育英高)、西面も兄の睦輝(育英高)に続き兄妹での全国ホープス制覇となった。
田阪卓研は準決勝・決勝とそれまでシングルス2点起用の松島美を前半とダブルスに起用するオーダーに変更。「美空ならシングルス2点起用でもダブルス起用でも2点取ってくれる。その2点をどこで取るかを考えて大会前から決めていた」(松島卓司監督)というオーダーが的中。T.T彩たまとの準決勝、羽佳卓球倶楽部との決勝は前半で松島姉妹が勝利し、松島美/西面がダブルスで勝負を決めて優勝をつかんだ。
優勝:田阪卓研
さすがの実力でチームを優勝に導いた松島美
全日本カブ女王の松島愛も堂々の戦いぶり。決勝ではダブルスより先に4番で優勝を確定させる白星
松島美とのダブルスで決勝点をあげた西面。兄・睦輝も2019年大会優勝時は松島輝とのダブルスで活躍
昨年3位の羽佳卓球倶楽部はメンバーが大きく入れ替わる中で決勝へ進出。準々決勝では岸田クラブAに3-2、準決勝ではマエタクに3-1と競り合いながらも要所を抑えて勝ち上がった。念願の初優勝に挑んだが、松島姉妹に跳ね返された。
準優勝:羽佳卓球倶楽部
井上が決勝進出を決める勝利
小松/森は松島美/西面からゲームを奪って苦しめる
T.T彩たまはエースの木方に、単複出場の山崎、疋野も安定した実力を見せて3位入賞。田阪卓研戦は前半で松島姉妹に2点を奪われ、松島美空にダブルスでも得点を許し0-3で敗れた。
マエタクはエースの加藤をダブルスと後半に起用するオーダーで羽佳卓球倶楽部に挑んだが、ダブルスの1勝にとどまり、決勝進出はならなかった。
3位:T.T彩たま
疋野は松島愛とも好ラリーを展開
3位:マエタク
準決勝では黒田紗/加藤が一矢報いる
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