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全国ホープスは全日程が終了。男子はグランスター、女子は姚JTCがともに初優勝!

8月10日から本日12日にかけて、『第42回ロートカップ 全国ホープス卓球大会』が東京体育館にて開催され、男女優勝チームが決定した。

〈男子〉
優勝:グランスター(愛知)
準優勝:Dream卓球クラブ(大阪)
3位:岸田クラブ(神奈川)、TTS OHANA(埼玉)

まず男子は、「優勝を目指して今大会に臨んだ」というグランスター(愛知)が目標達成の初優勝に輝いた。チームの主力・山田がシングルスで確実に勝利をあげ、ダブルスでは岩間/富田がここぞの場面でしっかりと勝ち切る強さを見せた。

Dream卓球クラブとの決勝では、前半、両チームのエースがそれぞれ快勝し、1-1。続いて3番ダブルスと4番が同時進行で行われた。先に決着がついたのは4番の山田vs.丹波のエース対決。1ゲーム目を山田が8-10から逆転でものにすると、2・3ゲーム目も高い集中力を見せて連取し、全日本ホープス王者をストレートで封じ込めた。

丹波とのエース対決を制した山田。中陣から何本でも打ち返す高いラリー力を見せた

3番ダブルスは2-1リードから2-2に追いつかれる苦しい展開となったが、最終ゲームは好調な滑り出しで序盤でリードを広げ、中盤で追い上げを見せた松岡/李天佑を振り切って勝利し、チームの悲願達成を決めた。

クラブ創立から7年で早くも日本一の称号を手にしたグランスター

Dream卓球クラブは、準決勝でTTS OHANAとのラストにもつれ込む大接戦を制して準優勝。決勝は、勝負どころとなった4番のエース対決を取りたかった。「(丹波は)試合数が多かったので疲れが出て、リラックスした状態だった。少し緊張感が足りなかった」(李竜飛監督)。

準優勝:Dream卓球クラブ

3位は岸田クラブとTTS OHANA。岸田クラブは5番までもつれる接戦を何度も潜り抜けるなど、土壇場での勝負強さが光った。TTS OHANAはDream卓球クラブに迫ったが、わずかに及ばず。試合後、TTS OHANAの小野監督は「相手の強さを受け入れること、相手をリスペクトする気持ちを持って戦ってほしい」と選手たちに語りかけた。

3位:岸田クラブ

3位:TTS OHANA

なお、男子団体・準々決勝以降の記録は下記のとおり。

男子団体●準々決勝
Dream卓球クラブ(大阪) 3−0 石田卓球クラブ(福岡)
TTS OHANA(埼玉) 3−1 フェニックス 卓球クラブ(福井)
グランスター(愛知) 3−1 新発田ジュニア 卓球クラブ (新潟)
岸田クラブ(神奈川) 3−2 髙松卓球クラブ(長崎)
●準決勝
Dream卓球クラブ 3−2 TTS OHANA
グランスター 3−1 岸田クラブ

●決勝
〈グランスター 3−1 Dream卓球クラブ〉
○山田 4、1、5 李天佑
岩間 −3、−5、−6 丹波○
○岩間/富田 6、−6、2、−5、7 松岡/李天佑
○山田 13、9、10 丹波

 

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