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Tリーグ

無観客でも「卓球を届ける」。プロたちのバックステージ

●会見は完全リモートで実施。新たなメリットもあり

 メディアも会場内に入場することはできるが、一部を除き、フロアに降りることはできない。試合後の会見にしても、感染予防の観点からすべてリモートで行われる。つまり、メディアと選手、監督は同じ会場内にいても直接対面することはできないのだ。少々寂しくも感じるし、音声が聞こえにくかったり、深く質問しにくい部分もあったりするが、リモート会見には良い側面もある。昨シーズンまではなかなか直接会場に訪れることのできなかった地方紙なども、リモートによって会見に参加できるようになった。Tリーグをより世間に周知させる意味でも、リモート会見という手法は新型コロナ禍が過ぎ去った後も継続するべきかもしれない。

会場内にいても、メディアと選手、監督は直接対面での取材はできず、リモートで質疑応答を行う

 

 こうした裏方として試合の運営を支える多くのスタッフの奮闘もあり、幕を閉じた今シーズンのTリーグ前半戦。1月20日から再開される後半戦からは、ようやく有観客で試合が行われる。会場での観戦を心待ちにしていたファンも多いはず。選手のプレーに注目するのはもちろん、会場に足を運んだ際には、こうしたスタッフの活躍にも注目してみれば、別の角度からTリーグを楽しめるのではないだろうか。

 最後に、慌ただしい日程の中で運営に尽力されたスタッフの皆様、お疲れ様でした。連日、卓球を届けてくれたこと、ありがとうございます。後半戦、そして2021年がより良い1年になること、期待しています。(編集部・浅野)

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