現役最後の大会となったのは、3月14~19日にかけて開催された東京選手権。シングルスでは、姉の美幸は3回戦で青木(中国電力)に、幸穂は4回戦で工藤(中央大)に惜敗。姉妹で挑んだ現役最後のダブルスは、3回戦で高橋/小畑(國學院大)に敗れ、引退となった。
「最後まで自分らしいプレーができました。長年たくさんの方々に支えていただき、おかげで誰よりも卓球を好きになることができました。姉妹でもプレーでき、幸せな卓球人生でした」(美幸)
「自分ができる事はやり切りましたが、レシーブミスで現役終了してしまった事が少し心残りです(笑)。今まで沢山の方に支えてもらって、これまでプレーすることができて感謝の気持ちでいっぱいです」(幸穂)
電話越しでの30分ほどの短いインタビューだったが、二人は何を話すにも大笑い。引退の湿っぽさなど微塵(みじん)も感じられず、聞いているこちらも釣りこまれて一緒に笑ってしまった。「多分、笑ってない時は試合中くらいやったと思う」と美幸は笑う。
二人はラケットを置いた後もエクセディに残り、姉の美幸は今後も卓球部の活動に携わっていくという。今後の人生も玉石姉妹らしく、“笑いの絶えない” 輝きある人生になることを心から願っている。
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