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全農カップ、伊藤美誠、執念のプレーで平野美宇を下し、決勝は早田ひなと

進化した強さを感じさせ、決勝へ進んだ早田

1−4で早田に敗れたが、実力を見せた大藤

 

女子の準決勝で早田は大藤を寄せ付けず4-1で退け、決勝へ進んだ。

一方の伊藤対平野の準決勝は大激戦。序盤から試合の流れを作っていったのは平野で、伊藤は追いかける展開で最終ゲームにもつれこむ。

伊藤6-3とリードしたところで平野はタイムアウト。その後、平野が怒涛の6本連取で9-6にして試合を決めたかのように見えた。しかし、伊藤は2本取り、9-8にしたが、平野が10-8とマッチポイントを奪う。しかし、次の伊藤のスマッシュがエッジボールで入り、その次のボールもネットインで入り、ついに10ー10に追いついた。そして最後は12-10で伊藤が勝ちきった。

緊迫感と、ハイレベルな試合に会場からは二人に大きな拍手が送られた。

●女子準決勝

早田ひな(日本生命) 8、9,5、ー7、8 大藤沙月(ミキハウス)

伊藤美誠(スターツ) -7、7、-7、-4、4,9、10 平野美宇(木下グループ) 

まさに世界レベルの戦いを見せた伊藤対平野。劇的な幕切れだった

 

出足から試合の主導権を取っていたのは平野だったが、伊藤の執念と速攻に勝利をもっていかれた。しかし、WTTで世界チャンピオンを破った実力を見せた

 

劣勢でも攻め抜くタフなメンタルが戻ってきた 伊藤

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