2022年1月発売の2022年3月号で、1997年の創刊から25周年を迎える弊誌・卓球王国。最新号は実に22回目の世界卓球特集号になった。
この25年間で世界卓球選手権が開催されなかった3つの年号(西暦)がスラスラ出てきたら、なかなかの卓球通。まだ世界卓球が隔年開催だった頃の1998年、団体戦と個人戦が分離開催される直前の2002年、そしてコロナ禍で団体戦が中止になった2020年。それ以外の年は、世界卓球での熱戦が毎年誌面を飾ってきた。
この25年の間に、テレビ東京での世界卓球の中継が始まり、卓球王国を含めて様々なメディアがウェブで速報を配信するようになり、個人でもツイッターで自由に感想がつぶやけるようになった。現地からの写真の1枚1枚が貴重だった97年当時とは隔世の感があるけれど、やはり世界卓球特集号は卓球王国にとって特別な一冊だ。
今回のヒューストン大会は、初のアメリカ開催。圧倒的にアジア系が多い観客席を眺めて、アメリカでの卓球というスポーツの現在位置を感じさせられたりもしたが、スポーツを存分に楽しもうとする姿勢はさすが。静寂の中でプレーすることに慣れていた選手たちも、久々にプレーを「見てもらえる喜び」を実感できたようだ。早田ひな選手は大会終了直後のインタビューで、「今回はドイツとかでやる大会くらい盛り上がっていて、応援してもらえてすごくうれしかったです」と笑顔で語っていた。
試合直後の興奮が伝わる日本選手のメダリストインタビューから、新たなチャンピオンが誕生した男女シングルスの詳報、大会の舞台裏に至るまで、ヒューストンの空気を全力で詰め込んだ世界卓球特集。編集部タローと浅野が、昼か夜かもよくわからない隔離生活にボヤきながら仕上げたページをぜひご覧ください(柳澤)。
卓球王国最新号2月号(12月21日発売)
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