「ポーランドのチームと契約しました!」
東京アート卓球部休部にともない、次なる戦いの場を求めていた高木和卓(元世界代表)。「もっとやらせて、とは言わないけど、もうちょっと卓球をやりたい」と語っていた高木和の次なる土俵はポーランドだった。
「これ、なんて言うんでしょうね。自分でもなんて言うのかわからない」と契約先のチーム名の発音が難しいという高木和。やっぱり卓ちゃんだ。
「Gwiazda Bydgoszcz」。ポーランド語の発音をカタカタで表記すると「グヴィアズダ・ビドゴシュツ」となる。ポーランドスーパーリーグに所属している。ポーランドの首都ワルシャワから北西へ300kmにある人口34万人の町ビドゴシュツにあるクラブだ。
「とりあえず試合ができる場所ができてうれしいです。2年間、コロナで行けなかったですけど、ポーランドのスーパーリーグでプレーするのは3年ぶり4シーズン目になります。このチームは初めてのチームで、緊張しますね。3年ぶりのポーランドリーグは楽しみと不安です。試合をしていない状態で向かうから今は不安のほうが大きいです。1試合目は緊張するでしょうね。それを乗り越えたら大丈夫。先は読めないけど、頑張ります」(高木和)
ポーランドのスーパーリーグは14チームによる総当りリーグを行い、その後、上位リーグと下位リーグに分かれて、リーグ戦を行う。高木和が所属する「グヴィアズダ・ビドゴシュツ」はプレーオフに出る上位4チームに入るかどうかのチームだと言う。
ポーランドリーグはブンデスリーガのように毎週試合を行うのではなく、週に2、3試合を集中して行うやり方なので、試合のない期間があり、その時期は「子どもが3人いて、妻にも負担をかけるから」(高木和)、日本との往復になる模様。
まだ来シーズンの試合日程が発表されていないが、おそらく9月からの参戦になるだろう。暴れん坊アートのエースは、しばらくしてから海を渡る。
<高木和卓のインタビューは最新号で>
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