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全中2025

全中2025、女子シングルスは四天王寺1年・村松心菜が初優勝!

全中、シングルスは大会最終日の今日(24日)準々決勝から決勝までが行われ、優勝者が決定。女子シングルスは1年生の村松心菜(四天王寺)が栄冠に輝いた。

【女子シングルス】●準々決勝
村松心菜(四天王寺) 7、3、6 髙橋青葉(星槎)
石田心美(石田卓球N⁺)-19、4、8、2 持田桜奏(横浜隼人)
瓜生日咲(星槎) -4、10、11、5 渡邉ひかり(四天王寺)
伊藤友杏(貝塚第二) -8、5、7、10 高田真帆(鏡)

●準決勝
村松心菜 -4、8、7、-10、6 石田心美
瓜生日咲 10、8、5 伊藤友杏

●決勝
村松心菜 -7、7、8、4 瓜生日咲

女子シングルスを制した村松は、準々決勝で昨年女王の髙橋(星槎)をストレートで完封。続く準決勝では地元優勝を狙う石田(石田卓球N⁺)と対戦し、最終ゲームにもつれ込む大接戦となったが、序盤で点差を広げ、11-6で勝利。決勝へと駒を進めた。

村松は「苦手だった」という髙橋をストレートで完封。「サービスからの3球目が今回は結構うまく入った」(村松)

決勝では、カットの瓜生(星槎)に1ゲーム目を落とす苦しい立ち上がり。しかし2ゲーム目以降は、瓜生の深く鋭いカットに対して回転量のある力強いドライブで得点を重ね、瓜生の素早い攻撃にも柔軟に対応。充実のプレーで一気に3ゲームを連取し、2022年大会の面手凛(山陽学園)以来となる1年生Vを達成した。

穴のない両ハンドで、頂点へと突き進んだ村松

「初めての全中で一戦一戦本当に苦しかった。優勝することができて、すごく嬉しい。
(苦しかった準決勝の石田戦について)ベンチコーチの村田さんから「楽しく笑顔で」と言われたので、それができたのが良かったと思う。

 団体は2位だったので、個人戦は絶対に優勝して関わってくれた人たちに恩返しができたらいいなと思っていたので、優勝できてよかった。苦しかったけど、最後に優勝できてとても嬉しかったので、来年もまた優勝できるよう頑張ります」(村松)

今後の目標を聞くと「オリンピックで金メダルを取ること、世界で活躍できる選手になることです」と答えた村松。中学1年生ながら、すでにその目は世界を見据えている

 

決勝で敗れた瓜生は、準決勝で昨年大会の4回戦でフルゲームの末に敗れていた伊藤(貝塚第二)にリベンジ。昨年のベスト16から準優勝へと躍進し、確かな成長を証明した。

準決勝で伊藤にリベンジした瓜生

準優勝:瓜生日咲

一方、伊藤は準決勝で敗れはしたものの、苦しい試合を何度も乗り越え、2年連続の表彰台を獲得。同じく3位の石田は、ミスの少ない両ハンドで優勝した村松をもっとも苦しめた。

3位:伊藤友杏

3位:石田心美

ベスト8:髙橋青葉

ベスト8:持田桜奏

ベスト8:渡邉ひかり

ベスト8:高田真帆

 

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