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東京2025デフリンピック混合ダブルスは中国がベスト4を独占。2大会ぶりの出場で強さを見せる

 東京2025デフリンピック卓球競技は初日の混合ダブルスが終了。準々決勝で日本の川口功人/山田萌心を大接戦の末に破ったリン・クァン/シ・セをはじめ、ベスト4を中国勢が独占する結果となり、ワン・コン/ワン・ジウが金メダルを獲得。中国は前回の2022年大会を欠場しており、2大会ぶりのデフリンピック参加となったが、初日から強さを見せた。

表彰台を独占した中国勢

優勝:ワン・コン/ワン・ジウ

準優勝:ティエン・チーピン/ワン・ユートン

 準決勝・決勝が中国勢対決となったことで、観客席から他国の関係者や応援団の数は減り、同士討ちのため声援もなし。初日は少々寂しいクライマックスとなった印象だ。

 その中でも見事なパフォーマンスを見せたのが混合ダブルスで頂点に立ったワン・コン。しなやかなスイングのフォアドライブに、バック面の表ソフトでの目の覚めるようなカウンターで得点を量産。コース取りやサービス・レシーブの指示も的確でワン・ジウをリードし、試合をきっちりコントロールしていた。

 1993年生まれのワン・コンは2009年大会からデフリンピックに出場し、これまで6つの金メダルを獲得。2013・2017年大会では男子シングルスと混合ダブルスで連覇を果たし、2017年大会では三冠にも輝いた。前回大会の欠場によって連覇は途切れたが、今大会でも健在ぶりを見せている。

プレーでもアドバイスでも「ダブルス巧者」ぶりを見せたワン・コン

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