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全日本卓球2026

早田ひなの会見「女子のレベルがどんどん上がっているので、結果を気にせず1戦ずつ戦っていきたい」

 大会2日目の1月21日、前年度女子優勝者の早田ひな(日本生命)の会見が午後1時から開かれた。試合は明日の女子シングルス4回戦からだが、今大会に向けた意気込みを語った。

ーー今年は全日本4連覇がかかっています。
「昨年は奇跡的な優勝をすることができました。今年は4連覇がかかっているという感覚はなく、一(いち)からのスタートとして頑張っていきます」

ーー左腕の状態はどうでしょうか?
「昨年に比べると、ちょっとずつ良い状態になっています。試合になったら関係なく頑張りたい。去年よりは、そういうところ(左腕)に意識を取られずにプレーできると思います。去年よりも日本の女子のレベルも上がってきているので、1試合1試合、全日本という舞台を楽しみたいです」

記者会見で質問に応える早田

ーーこの1年間の成長は?
「去年はWTTチャンピオンズ・フランクフルトで優勝しましたが、中国選手が出ていなかった。ちゃんとした結果が出なかった1年間だったと思います。去年1年間はケガと向き合っていた時間でした。2025年は自分の立ち位置を知ることができた年で、2026年は1試合ずつ強くなっていきたいし、強化していきたい。全日本は優勝したい気持ちはありますが、女子のレベルがどんどん上がっているので、結果を気にせず1戦ずつ戦っていきたい。今年はうまさだけでなく、攻撃力も入れていきたいです」

2024年にケガをしたあと、25年は縦の軸だけでなく、横の軸も広がりました。ただ、試合でどう使うかがまだ分からなかった。これからそれをどう使っていくのか、どのように戦術に落とし込めるのか。結果にはつながりませんでしたが、殻を破るためにどうするのかというフェーズに入ってきていると思います。
この場合の縦の軸というのは勝負勘や爆発力で、横の軸はプレーの精度の高さや安定性です。25年の状態のままでは中国のトップ選手には勝てないと思っていました。横の軸を伸ばしながら、最後は縦に変えなければいけない。横の安定感だけでは勝てないし、そこに爆発力や怖さがないと中国選手には通用しない。25年は、このままだと一生勝てないと感じました。横の軸で根っこを伸ばす時間が長かったし、自分と向き合えた1年でした」

ーー日本選手だけが出る全日本の難しさとは何ですか?
「全日本で優勝すると、見える景色が変わります。全日本は人生を変える大会でもある。20年に全日本で優勝してから、世界に向けていろいろな考え方を変えていきました。4回優勝しているので、その感覚を忘れていくのかなと思いつつも、やはり特別な大会でもあります」

昨年は痛み止めを飲みながらの全日本だったが、それ以降、痛み止めの薬を飲みながらの試合はしていないと早田は言った。史上最高レベルの今大会の女子シングルス。ディフェンディング・チャンピオンの早田ひなはどのような試合を見せるだろうか。

 

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