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現役続行!? 岸川聖也(ファースト)が、3年ぶりに全国大会でコートに立つ

岐阜市で行われている全日本実業団選手権大会。各地の企業や市役所などの卓球部が日本一をかけて戦う団体戦だ。

大会2日目の本日、男子予選グループの2試合目に優勝候補の一角のファースト(千葉)から岸川聖也がコートに立った。2020年1月の全日本選手権を最後に、全国大会では選手としてコートに立っていなかった岸川。3年ぶりの試合の相手は三菱電機長崎の大熊選手。結果は岸川選手が2-0でサウスポーのペンドラの大熊選手を下した(予選グループは3ゲームズマッチで行われる)。

 

岸川選手は随所にオリンピアンらしいスゴ技を打ち込んでいた

 

バックドライブは3年のブランクを感じさせなかった

 

試合後の岸川選手に話を聞いた。

「(実業団で)試合に出ることは大会前から濱野社長(監督)に言われていました。選手として自分の練習はしていませんが、T.T彩たまでは練習相手でいつもボールを打っていますし、ファーストの事前練習でも健太(松平)らと打っていたので大丈夫かなと思っていました。久しぶりの試合でしたが、やっぱりコートで戦うのは楽しいですね」(岸川)

 

対戦相手の大熊選手にも試合後に岸川選手の感想を聞いてみた。

「私は結婚、転職、出産などで卓球を12年ほどやめていて、再開して5年になります。私にとって今大会が初めての全日本実業団選手権の出場で、岸川さんのような有名な方と試合ができたことは光栄ですし、うれしかったです。

岸川さんのサービスはこれまで取ったことがないような回転だったので、サービスがネットした時は、どんな回転なのか見たくて手に取らずにしばらく台の上で回転を見ていたくらいです。

試合では、とにかく自分のできることを出し切ろうと思っていました。左ペンなのでブロックでなんとかラリーにならないかと思っていましたが、強かったですね。岸川さんとの対戦をこれからの自分の卓球人生の糧にしていきたいと思います」(大熊)

 

対戦相手の大熊選手

 

大会三日目の明日は男子は3試合が行われて、ベスト4まで決まる。明日も試合に出るのかと岸川選手に聞くと、はにかみながら次のように話した。

「オーダーに名前があれば出ますよ。いつでも出られるように準備はしています」(岸川)

 

 

今大会はテレビ東京のYou Tubeでライブ配信されているので、男女の熱戦が気になる方は下記へ。

(YouTube テレビ東京卓球チャンネル)。

 

●大会の詳細は、日本卓球協会ホームページ内大会ページ

 

※大会の模様は、卓球王国10月号(8月21日発売号)に掲載します

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