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【東京パラ】男子団体C6-7八木・井上、健闘も1回戦突破ならず

東京パラリンピック卓球競技、本日(8月31日)から団体戦がスタートした。パラ卓球ではクラス(C)が1~11に分かれる。C1~5が車椅子、C6~10が立位で、それぞれ数字が小さいほど障がいが重い。そしてC11が知的障がいとなる。シングルスはクラス別に行われるが(女子C1・2のみ合同開催)、団体戦は複数のクラスがまとめて行われる場合がある。団体戦は2~4名で編成し、ダブルス、シングルス、シングルスの順で試合が行われ、2点先取となる。日本から団体戦に出場するのは、「男子C6-7」八木克勝・井上全悠、「女子C9-10」竹内望・友野有理だ(ともに立位)。

男子C6-7に出場の八木と井上は、ともにC7。腕が短いがフットワークがある異質速攻の八木、足に障がいがあるが両ハンドドライブの安定感がある井上は、国内大会で優勝を分け合うライバルであり、国際大会では団体戦でペアを組む名コンビだ。2回勝ち上がればメダル確定で、メダルの可能性は十分にあったが、1回戦でブラジルに惜敗となった。

トップのダブルス(写真/右が八木)は2ゲーム目を快勝するものの、ブラジルの左右コンビに惜敗。鋭角に攻める日本ペアだったが、ブラジルペアの攻撃力が上回った。2番のシングルスで、井上(写真)は左腕のペレイラ-ストゥロと激闘。異質型の多いクラスだが、両者とも裏ソフトの両ハンドドライブ型。一進一退の熱いラリーが繰り広げられたが、最終ゲーム、井上は劣勢から追い上げを見せるも、フォアサイドを突かれて、最後はブロックがオーバー。0-2での敗戦となったが、八木、井上ともに力を出し切った。

【男子団体C6-7(立位)1回戦】ブラジル 2-0 日本
○ペレイラ-ストゥロ/サウミン-フィーリョ 7、-2、5、8 八木克勝/井上全悠
○ペレイラ-ストゥロ -10、9、-7、4、10 井上全悠

なお、女子C9-10竹内望・友野有理は、明日(9月1日)10時から1回戦ポーランドとの対戦となる。

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