明後日の8月21日(月)に発売の卓球王国10月号。表紙と巻頭のスペシャル対談に登場してもらったのは張本智和(智和企画)と張本美和(木下アカデミー)の2人。世界チャンピオンを目指すきょうだいの登場に、先行して表紙を紹介した卓球王国公式のツイッターとインスタグラムで、多くの「いいね!」やコメントをもらうなど、発売前から話題になっている。
兄の智和選手が弊誌の表紙に初めて登場したのは2017年9月号。それから単独で9回、複数人で7回(妹の美和とのツーショット表紙含む)と合計16回ほど表紙に登場してもらっている。
一方で、妹の美和選手の表紙登場はこれが初めてで、単独ではなく兄との共演になったが、撮影前も表紙になることをとても喜んでくれており、撮影当日も「お兄ちゃんと一緒でうれしいです」と笑顔で言ってくれた。
ちなみに兄の智和選手の表紙初登場時の年齢は14歳で、妹の美和選手は15歳。「次はひとりでの表紙だね」と美和選手に伝えると「はい、ぜひお願いします。そうなれるようにがんばります!」とこれまた笑顔で答えてくれた。
対談では、お互いについての話が中心になり、幼少期から現在、そして未来までをそれぞれが本音で語ってくれた。誌面での言葉をいくつか紹介したい。
●小さい頃は、智和君にとって美和ちゃんはどんな妹でしたか?
智和 明るくて元気で、人見知りはぼくよりも少ない感じでした。5歳も離れているので、ただただかわいいなって。本当にかわいかったですね。
美和も15歳になって、今はちょっと大人っぽくなってきていて、取材などで受け答えがしっかりしているところは当時とは違う部分ですが、それでもぼくから見たら昔と変わらないかわいい妹です。
美和 卓球に関しても勉強に関しても、すごくお手本になるお兄ちゃんで、それは今も変わらないです。すごく頼りになります。
●混合ダブルスを組んでみて、お互いに新発見みたいなものはありましたか?
智和 右利き同士の混合ダブルスはすごく久しぶりで、動き方が難しいかなと思っていたんですけど、妹が本当にミスが少なくて、動きもスムーズで組みやすかったですね。早田さんもそうなんですが、美和も男子選手のボールを普通に返すことができて、むしろカウンターもしてくれました。それをしてもらえれば、次の女子選手のボールをぼくが決めることができるので。
女子選手が男子選手のボールを苦にしないことが、混合ダブルスを組む上で一番大事なことで、美和はそれができていました。自分が言ったこともちゃんとやってくれますし、兄妹だからこそできたこともあるんだな、と感じました。
美和 私は混合ダブルスで戸上選手(隼輔/明治大)とも組ませていただいたり、右利きとのダブルスが結構多いんですけど、お兄ちゃんの時は私が前でお兄ちゃんが後ろとプレー位置がはっきりしてたので、そこがやりやすかったです。お兄ちゃんのサービスが効いていたので、そこはすごいなって思いながらやってました。
10月号のスペシャル対談では、2人の言葉からきょうだいの絆を強く感じることができるとともに、数々の金言が連発。必読の内容になっている。
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