広島・広島県立総合体育館で開催された全日本クラブ選手権は全日程が終了。最終日の今日は男女一般と男女30歳以上で優勝チームが決定した。30歳以上の結果は下記のとおり。
【男子30歳以上】
優勝:カヴァヌーラ(神奈川)★初優勝
準優勝:FEVER(静岡)
3位:IV HOME(東京)、タカキワ卓健(東京)
◆決勝
〈カヴァヌーラ 3-0 FEVER〉
○高橋/北村 -11、6、9 瀬山/中村
○川口 7、2、-8、4 伊藤
○高橋 2、4、8 石川
昨年度まで日本リーグ・信号器材でプレーした北村が加入したカヴァヌーラが初優勝。カヴァヌーラは準々決勝で昨年優勝のCHIDORIASHIにストレートで勝利すると、準決勝では高木和健一率いるタカキワ卓健を3-1で下して決勝へ。
決勝は1番のダブルスが3ゲーム目中盤までリードを許すも、逆転勝利で先制点。2番では川口が伊藤を振り回して王手。3番では準決勝ラストで勝利するなど今大会大活躍のフォア一枚・バック表の石川のクセ球も苦にせずストレートで勝利をあげて優勝を決めた。
FEVERはリコーなどで活躍した元全日本混合ダブルス王者の瀬山が加入。他のメンバーも試合ごとに活躍を見せて、4試合を3-2で制して決勝進出を果たした。
【女子30歳以上】
優勝:九十九(東京) ★3度目優勝(30歳以上では初)
準優勝:長吉卓球センター(大阪)
3位:卓精会(東京)、MILFLUR(東京)
◆決勝
〈九十九 3-2 長吉卓球センター〉
○上原/石塚 -6、5、10 安部/井田
田中 -9、9、-9、-9 義村○
○上原 11、4、-5、9 井田
小松 -6、-11、-3 安部○
○石塚 6、7、11 櫻井
一般などで過去2度の優勝を誇る九十九が30歳以上の部初制覇。準々決勝で小浜クラブ(兵庫)、準決勝で卓精会と強豪クラブ対決に接戦で勝利して決勝進出を果たすと、長吉卓球センターと対戦。
1番では上原/石塚が丁寧なカット攻略で強敵の安部/井田にフルゲームジュースで勝利。2番は義村が接戦をものにして長吉卓球センターが取り返すも、3番では上原がまたもカットの井田を下して勝利にあと1勝に迫る。しかし、長吉卓球センターはエースの安部が小松に完勝を収めて勝負はラストにもつれたが、最後は石塚がしっかりと攻め切って勝利。チームに3つ目のクラブ選手権のタイトルをもたらした。
長吉卓球センターは安部と井田、カットの2人を軸に昨年優勝のMILFLURに準決勝でストレートで勝利。決勝ラストに出場した櫻井もマッチポイントを握られながら粘りを見せて追いついたが、最後は振り切られた。
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