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世界を震撼させた松島輝空。本誌初のインタビューに登場

8月のWTTコンテンダー リオデジャネイロで、フレイタス(ポルトガル)、李尚洙(韓国)、オフチャロフ(ドイツ)、趙勝敏(韓国)といった世界トップ選手を次々に破り、決勝に進出した16歳の松島輝空(木下アカデミー)。松島の大会時の世界ランキングは134位。同10位のオフチャロフを筆頭に、他に30位以内の選手を2人倒しての快進撃に世界の卓球界が沸いた。

 

その松島のインタビューを本日発売の卓球王国2023年10月号に掲載。リオでの戦いを中心に自身のプレーやメンタル面について語っている。カラーインタビューとして松島が本誌に登場するのはこれが初。体もひと回り大きくなり、顔つきも精悍さを増してきたことでポートレート撮影で「写真映え」。インタビューが始まると、こちらの質問に対して落ち着いた口調でしっかりと話してくれた。10月号に掲載している松島の言葉をいくつか紹介しよう。

 

 

●大会前の目標はどれくらいとイメージしていましたか?

松島 まずは予選通過というのが目標だったんですけど、予選を通過してフレイタス選手(ポルトガル)に勝ったあとは、「優勝したい」という気持ちがいてきました。でも、正直決勝まで行けるとは思っていなかったので、自分でもびっくりしている部分はあります。2位でも良い結果ですが、決勝まで行ったのに負けたことは悔しかったです。

●世界のトップと戦ってみて、何か感じたことはあったのでしょうか?

松島 フレイタス選手も李尚洙選手も簡単には勝たせてくれなくて、競った場面での1本を何とかして入れようという気持ちだったり、そういった部分を今回の対戦から学ぶことができました。リオの後に出場したTリーグで、ぼくも1本でも多く粘ろうという気持ちでプレーできましたし、実際にそういうプレーから逆転勝ちもできました。これは今回のリオで対戦したトップ選手から学んだことです。

●オフチャロフとの最終ゲームは10—9でマッチポイントを握り、最後はレシーブでチキータを決めました。

松島 あのレベルの選手との対戦では、安全に入れてからラリーという思考になってしまうと負けてしまいます。どんなサービスがきてもチキータで狙おうという強い気持ちで、それができました。

 

松島はリオから帰国後のTリーグでシングルスに起用されている

 

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