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全日本カデット、13歳以下は川上・張本、14歳以下は吉山・青木が優勝!

10月29~31日、全日本選手権【カデットの部】が愛知・スカイホール豊田で開催。シングルス4種目、ダブルス2種目で新チャンピオンが誕生した。

 

13歳以下男子シングルス
優勝:川上流星(新発田ジュニア卓球クラブ)
準優勝:大槻翼(綾部紫遊クラブ)
3位:森駿登(石田卓球N)、持田陽向(愛知工業大学名電中)

13歳以下男子を制したのは今年のホープス部覇者の川上。小学生とは思えないクレバーな戦いぶりで危なげなく勝ち上がり、小学生対決となった決勝も巧みなコース取りを見せ勝利した。

「戦術を考えるのが好き」という川上。プレーのキレと頭のキレの両方を兼ね備えた驚くべき小学生だ

 

13歳以下女子シングルス
優勝:張本美和(木下卓球アカデミー)
準優勝:高森愛央(ミキハウスJSC)
3位:植田杏(ミキハウスJSC)、竹谷美涼(貝塚第二中)

13歳以下女子は優勝候補筆頭の張本が嬉しい初優勝。対戦相手のベンチに「強すぎる。大人と子どもくらい違う」と言わしめるほど圧倒的なプレーで決勝に進出。決勝は高森と激しい打ち合いになったが、最後は力で押し切り、フルゲームの激戦を制した。

この1年で体格も大きくなった張本。プレーの質は完全にシニア選手そのもの

 

前回は決勝で敗れ、今年は見事リベンジ。安堵の笑顔でベンチの父・宇さんに駆け寄った

 

14歳以下男子シングルス
優勝:吉山和希(愛知工業大学名電中)
準優勝:谷本拓海(神戸市立兵庫中)
3位:木村友哉(野田学園中)、面田知己(石田卓球クラブ)

14歳以下男子は、直前の世界ユース選考会でも好成績を残し、中学2年で日本代表入りを果たした吉山が優勝。7試合を戦って落としたのは1ゲームのみという完璧な内容で頂点に立った。

地元開催の中、名電のエースとしてのプレッシャーをはねのけ、充実のプレーを見せた吉山

 

14歳以下女子シングルス
優勝:青木咲智(ミキハウスJSC)
準優勝:吉本はな(貝塚第二中)
3位:小塩悠菜(星槎中)、松元菜音(留萌モンスターズJr)

14歳以下女子は、世界ユースU15の代表に選ばれた青木が好調をキープし、カデットも初優勝。持ち前のラリー戦の巧さに加え、力強さもアップ。決勝は2-0から2-2に追いつかれる苦しい展開だったが、うまく相手のミスを誘って勝利した。

高速ラリーからの強烈なフォアドライブという隙のないプレーを見せた青木。世界ユースの活躍も楽しみだ

 

男子ダブルス
優勝:木村友哉/渡辺凉吾(野田学園中)
準優勝:岩井田駿斗(HZF)/岡本智心(野田学園中)
3位:谷本拓海/板東心(神戸市立兵庫中)、面田知己/森眞奈斗(石田卓球クラブ)

同士討ちの決勝戦となった男子ダブルスは、フットワークを生かした木村/渡辺ペアが初優勝。今大会随一の激戦となった準々決勝の明徳義塾ペアとの戦いは、ゲームオール19-17で勝利するなど勝負強さも見せた。

右右ペアながら、コート全体を大きく動き回り、ラリーで粘りに粘った木村(左)/渡辺ペア

 

女子ダブルス
優勝:吉本はな/竹谷美涼(貝塚第二中)
準優勝:張本美和(木下卓球アカデミー)/小塩悠菜(星槎中)
3位:大崎陽歌里/東ゆめ(明誠U15)、面手凛/近藤亜海(山陽学園中)

女子ダブルスは、イケイケ関西ペアの吉本/竹谷が初V。竹谷の強烈な両ハンドドライブ、吉本の体全体を使った豪快なフォアドライブが火を噴き、決勝では優勝候補の張本/小塩を攻め抜いて、勝利をもぎとった。

最後まで強気のプレーで攻め切った吉本(手前右)/竹谷。優勝を決めて笑顔のガッツポーズ!

 

ダブルス優勝ペア(左から吉本、竹谷、渡辺、木村)

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