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WTTノヴォ・メスト大会、中国が完全制覇

11月8〜14日にスロヴェニアのノヴォ・メストでWTTコンテンダー・ノヴォ・メスト大会が開催。中国が5種目全てでタイトルを獲得し、大会完全制覇を果たした。

 

日本からは男子6名、女子1名の選手が参加し、男子シングルスで木造勇人(愛知工業大)が予選トーナメントでシュテガー(ドイツ)を破ると、決勝トーナメント1回戦でも2019年世界戦準優勝のファルク(スウェーデン)に勝利したが、2回戦で周啓豪(中国)に敗れベスト16に終わった。男子シングルスの優勝は梁靖崑(中国)。準決勝で林高遠、決勝で王楚欽との同士討ちを制しタイトルをつかんだ。

 

女子シングルスでは日本の森さくら(日本生命)が初戦勝利もトーナメント2回戦で劉煒珊(中国)に1-3で敗れ上位進出はならなかった。女子の優勝は森に勝利した劉瑋珊。決勝の相手は第1シードの王芸迪(中国)から金星を上げて勝ち上がってきた、ベテラン倪夏蓮(ルクセンブルク)。1ゲームを先取されるもその後の4ゲームを連取し、優勝を決めた。

 

男子ダブルスでは篠塚大登/谷垣佑真(愛工大名電高)が準決勝に進出。優勝の林高遠/周啓豪(中国)に敗れたものの3位に入った。

 

各種目の優勝記録は以下のとおり。

男子シングルス優勝:梁靖崑(中国)

女子シングルス優勝:劉煒珊(中国)

男子ダブルス優勝:林高遠/周啓豪(中国)

女子ダブルス優勝:劉煒珊/王芸迪(中国)

混合ダブルス優勝:王楚欽/王芸迪(中国)

19年世界3位の実力を見せた梁靖崑(写真は2020年オリンピックテストマッチ/写真提供:ピンパン世界)

しゃがみ込みサービスを操る劉煒珊が優勝を果たした(写真は2019年チェコオープン/写真提供:ITTF)

ヒューストン大会の中国代表、王芸迪を破った倪夏蓮。恐るべき58歳だ(写真は2020年東京五輪)

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