卓球王国 2022年1月21日 発売 vol.298
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新星・舟山が岩渕を破る!国際クラス別パラ選手権

 1113日(土)~14日(日)に大阪市舞洲障がい者スポーツセンターで「第13回国際クラス別パラ卓球選手権大会」が開催。パラ卓球の全日本とでも言うべき大会で、2年ぶりの開催となった。肢体不自由の選手が国際大会と同様のクラス(C)にわかれ、男女シングルスとダブルスで日本一の座を争った。

 開会式では、東京パラリンピック代表の岩渕幸洋(C9)、八木克勝(C7)、井上全悠(C7)、竹内望(C10)からの報告もあり、試合がスタート。シングルス男子C9決勝では高校2年の舟山真弘(埼玉・親久会)が岩渕を接戦の末に下した。「小学生の時に初対戦して、箸にも棒にもかからなかった。ここ2年で強くなった実感はあって、岩渕さんと良い勝負ができればと思っていた。勝てたのはただただうれしい。パリパラを目指すスタートラインに立てたと思う」(舟山)。上写真は男子C9入賞者、左から2位:岩渕、優勝:舟山、3位:阿部隼万(兵庫・芦屋大学)。

アグレッシブに攻め続けた舟山(手前)が岩渕をのみこんだ

 また、今大会を最後に引退となる井上が、シングルス男子C7決勝で、同じく東京パラ代表であり、団体戦でもペアを組んだ八木を下しての優勝。そしてダブルス男子C6-8でも決勝で逆転優勝を遂げ、涙と笑顔の劇的な大会の幕切れとなった。「来年から実家の寺で僧侶になりますが、今後も卓球には携わっていき、パラ卓球やパラスポーツの普及、そして現役選手が良い環境でプレーできるサポートをしていきたい。寂しいですが、悔いは全然なく最高の卓球人生でした」(井上)

大会2日目最終試合となったダブルスC6-8決勝、井上(奥右)・八木がペアを組む最後の試合で劇的な優勝

 各種目の優勝者は以下のとおり(C1〜5が車椅子、C6〜10・Sが立位)

●男子シングルス
C1:島也博明(栃木・ENDLESS)
C2:宇野正則(滋賀・個人)
C3:北川雄一朗(大阪・ドマーニ卓球クラブ)
C4:長島秀明(東京・ディスタンス)
C5:土井健太郎(静岡・SST富士山)
C6:千原拓郎(東京・Hachitaku)
C7:井上全悠(岡山・ALEGALO)
C8:立石アルファ裕一(福岡・FTT)
C9:舟山真弘(埼玉・親久会)
C10:垣田斉明(熊本・身障者卓球協会)
CS:上田大雅(高知・工科大学)

●女子シングルス
C2-3:茶田ゆきみ(東京・個人)
C4:宮崎恵菜(鳥取・トマトの会)
C5:別所キミヱ(大阪・ドマーニ卓球クラブ)
C7:角田セツ(神奈川・個人)
C8:脇恵子(京都・Infinity)
C9:大原豊子(愛知・ファイヤーズ)
C10-S:竹内望(千葉・花野井クラブ)

●男子ダブルス
C1-5:坂崎浩樹・中村亮太(大阪・ドマーニ卓球クラブ)
C6-8:八木克勝・井上全悠(愛知・ファイヤーズ・岡山・ALEGALO)
C9-S:垣田斉明・永下尚也(熊本・身障者卓球協会)

●女子ダブルス
C1-5:別所キミヱ・石橋栄(大阪・ドマーニ卓球クラブ)
C6-S:中村典子・佐藤ゆかり(三重・STK)