10月のアジア選手権大会で三冠王となった早田ひな(日本生命)。
大会が開催されたカタールから帰国後に2週間の隔離。そして隔離明けの日に卓球王国1月号(11月20日発売号)の撮影を行った。ウエア姿を表紙に予定していたのだが、あまりに私服姿が美しいために急遽、表紙は卓球ウエアから私服の写真にチェンジ。
その表紙が、卓球王国WEB上で世間をざわつかせている。当日は技術撮影もあり、男子顔負けの豪快なボールを披露するなど、21歳ながらアジア女王としてすっかり貫禄がついてきた。
「(アジア選手権は)中国と日本の五輪代表はいませんが、韓国と香港は五輪代表も出ているので、その中で互角に戦い、競っても勝ち切ることができました」(早田・卓球王国1月号より)。
16日に、世界選手権個人戦が行われるアメリカのヒューストンに出発。2年に1回の世界選手権個人戦では伊藤美誠と組む女子ダブルスで2017年に銅メダル、2019年に銀メダルを獲得し、今大会はもちろん金メダルを狙う。今回の日本選手団の中でも伊藤美誠・早田ひなの女子ダブルスは金メダルに最も近い種目と言える。
「『金』しか目標にはないです。一つひとつの技術を確かめて、そこからさらにパワーアップして二人の卓球を合体させて作り上げるのが楽しみですね。そして、その先に金メダルがあると思います」(早田・卓球王国1月号より)。
可憐な姿を表紙と中のロングインタビューで披露した早田ひなだが、女子シングルスも初出場となる、23日から始まる世界選手権では目が離せない存在だ。
●写真撮影は花田龍之介
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